いろんな事件は知っている[KZ]-小説

車庫の悲劇 ページ27

彩side


彩「おはよう」

母「彩、おはよう」


今日は火曜日。今日は安心かな？日曜日、月曜日、水曜日、金曜日に、誰かが誘拐されてるから。

でも、安心したらいけないね。

このことは家族に言ってないんだよね、心配掛けたくないし、めんどくさいことになりそうだから。


あれから、ジョギングしてないんだ。怖くなってきちゃった！


母「キャー！何これ？！」


え？何？

私がお母さんのところに行くと、とんでもない光景を見てしまった。

何で？どーして！誰が？！


私の親の車を置いている車庫が散らかってたの。

泥棒が入った後みたいに。

もしかして、昨日見た、全身黒の人なんじゃ………！いや、でも違う人かもしれないし！


母「ちょっと、誰が散らかしたの？！彩？それとも奈子？」


私と奈子は同時に首をプルプルと振った。

あの後はちゃんと奈子も私も寝たよ？


私が寝てるとき、奈子が部屋から出ていく気配なかったから。

それに、車庫の中を散らかそうとも思ったりしない。


母「じゃあ誰？パパ？」


パパも大人だし、仕事で忙しいから、そんなことする暇はないと思うよ。




とりあえず、朝御飯を食べよう。

今日の朝御飯はパンケーキだ。美味しそう！

マジで？→←誰？

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