紅蓮の死神〜最強の殺し屋は魔法学園の生徒！？〜【１】

37話 ページ41

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その後、六時間目まで授業を受け放課後になった。授業を受けると言っても、殆ど寝てしまったが。学園というものは将来の仕事につくために通うものなので、既に殺し屋を仕事として稼いでいるサクヤには関係ない。



「サクヤ、帰ろうぜ？」


「うん。」


簡単なホームルームが終わると生徒はぞろぞろと教室を出ていく。自分も帰ろうかと身仕度をする。



「なにアイツ、落ちこぼれの癖にロア君達と一緒に帰ってるなんて。」

「自分の立場解ってないんじゃない？」

「アイツらと一緒にいる事で、自分も偉いと勘違いしているだよサイテー。」



いつもの通りいろんなところからそんな声が聞こえるが、無視をする。本当、くだらないと思う。





またルナがキレないようにと、サクヤより頭一つ小さい薄いピンク色の頭をポンポンと撫でる。
だが、次の瞬間───バンッと机を勢いよく叩く音が響いた。









「さっきから聞いていれば……いい加減にしてください！私たちはサクヤ君とただ、仲良くなりたいから一緒にいるだけです！私は……陰で悪口を言っているあなた達の方が最低だと思いますっ！」






さっきまであんなに騒がしかった教室がしーんと静まり返る。暫くすると、悪口を言っていた生徒たちは、俯きながら帰っていった。




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