番外編 真夏の逃げ水2 ページ42
「えっと、やっぱりダメ？」
『いやそういう問題じゃないんだけド…ていうカ、薬袋さんハ？』
「知り合いと飲み明かすってさ」
『そウ、まあ別にいいけどネ、Aならうちの両親も歓迎するだろうシ』
「あぁうん、そうだね、久しぶりだなあ」
『相変わらずって感じだけどネ』
「それ言うならこっちだって全く変わらないよ…」
それから10分ぐらい話の本筋から脱線しまくった雑談をしていると
「A〜、飯だって」
と扉の向こうからそんな親父の声が聞こえた。
「は〜い。…じゃあ夏目、諸々そういう感じで」
『はいはイ、じゃあまた日本でネ』
「うん、ばいばい」
通話を切って部屋から出ると扉の前で親父が待機していた。
「夏目くん？」
「うん、初日はそっち泊まるって言っといたから」
「あ、それ可能なら後で俺も追加しといて」
「は？知り合いと飲むんじゃなかったの？」
「いや、そのつもりだったんだけど…連絡取ろうと思ったらなんかそいつ死んでた」
「は？え、ちょっと待って、知らなかったの？」
「うん、全く。いや〜やっぱり面倒臭いからってしつこく来る連絡全部拒否してたら駄目だよな〜」
そりゃ来ねぇよ…
「そういやお前ちゃんと勉強してんの？」
「………」
「…まああんまり強要する気はないけど最低限はやっとけよ。俺の知り合いがやってる学校っつっても面接と筆記はあるんだから」
「わかってるよ…」
わかってるけど親に勉強しろって言われるとやる気無くすよね。なんなんだろうねアレ、呪い？
「あと面接の練習もだな。俺より知らない奴の方がやりやすいなら俺の知り合い連れてこようか？」
「親父いつも知り合いつってハリウッドばりの大物連れてくるから嫌。やめて」
「わかったよ、じゃあそのへんの近所のおっさん呼んでく────」
「やめろっつってんだろクソ親父」
「A！お父さんは！！そんな口の悪い子に育てた覚えはありませんよ！！」
「うるさいし養育費を払ってるは教育に入らない」
「も〜Aちゃんたらパパ似に育っちゃって〜」
「…………」
「あ、え、無視…？ごめっ、いやそんな怒ると思わなかったからちょっと待って……」
「枝野さ〜ん、今日のご飯なに〜？」
「Aちゃん！！！！」
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佐藤(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです…佐藤、キラキラネームとか難読苗字が好きなのでもっと使っていきたいですね。頑張ります！ (2018年10月10日 0時) (
レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - 佳乃さん» 修正しました！！！もともと誤字脱字マンなんですがまさか英智さんの名前間違えるとは…ご指摘ありがとうございます！ (2018年10月10日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - うわ、めっちゃ気になるところで更新来てないwwえー…めっちゃ気になるやんか←w この作品好きです！！めっちゃ続き気になります！！海凛の当て字(?)とかすごかよ(ぼそ 応援してます！無理ない程度にふぁいとです！！ (2018年10月9日 18時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
佳乃(プロフ) - すいません、リトルガールの誤字を教えたいんですけど、sideの所で、英知って書いてますけど、英智だと思うんですよね。この作品、とても好きです。更新頑張ってください。 (2018年10月8日 9時) (レス) id: e3737ad166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年8月20日 18時
