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フローシング ページ2

「──で、なんでココにいるのかなァ、A」

はぁ、と秘密の部屋(ココ)で部屋主が置いてあったお菓子を食べつつ部屋主が置いてあった本を読んでる私に夏目(へやぬし)がため息を吐く。

時刻は午前10時間37分。3時間目の真っ最中である。

「なんでって……教室に居づらいからだけど」

本を読むのを中断して夏目に向き直る。

「あァ、アレの事?2年の間でも随分と酷いデマが出回ってるヨ」

「ぅう…やっぱりか……────っていうか、夏目今デマって……!」

「勿論、ボクはAがやったなんて思ってるないヨ?だってAみたいな────



────コミュ障ヒキコモリヘタレクソゴミ内弁慶が人を傷つけるなんてできる訳ないでショ?」

散々な言われようだね!?全部事実だけど!

「『”あんたなんかいらない”って切りつけられた』?『会う度に悪口言われてた』?Aが他人と会話できる訳ないのにねェ」

はっ、と嘲るように鼻で笑う夏目。

おいコラ、泣くぞ。誰がぼっちだ。

「じゃあA、ボクや身内以外で雑談とか冗談とか会話出来るひといるノ?」

「……………」

「いないでショ?」

「……………い、いるもん……宙くん、とか…?」

「身内以外でって言ったよネ?」

「……………、………」

「……A、虚勢は虚しいだけだヨ」

優しく私の方に手を置く夏目に真実は時に嘘よりも残酷な事を教えてあげたい。拳で。

「ていうカ、いい機会だし何があったのか教えてくれなイ?」

「あれ、夏目知らない?」

「噂を集めるのも限界があるしネ、本人から聞いた方が手っ取り早いだろウ?」

「まあそーだけど……ていうか、特に言うことはないよ?」

ふつーに手紙で呼び出されてこう、テンプレというかあるあるというかそんな感じで『なんであんたみたいなのがここにいるのよ』的な事を言われて、

「んで、『親父が芸能関係職だからじゃね』って言って」

「………それデ?」

「『死ね!!!!』って熱の篭った罵倒(ラブコール)貰った」

「そりゃぁねェ?」

ていうか私が夏目らとタメで喋ってるのに気づいてるのにどうして私がコミュ障ぼっちだって気づかないの?ばかなのしぬの?

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翔。(プロフ) - 好きです!!最高に面白いです!!エリートヒキニート最高! (2019年1月20日 6時) (レス) id: 63a2837fb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ♪咲那♪さん» わーいありがとうございます(^o^)/頑張ります! (2018年5月15日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - おもしろくて続きが気になったのでこれからも更新頑張ってくださいね! (2018年5月7日 22時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤 | 作成日時:2018年4月7日 1時

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