検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:9,538 hit

夜半のおつかい4 ページ16

「これはこれは可愛らしいお客さんじゃ、おもてなしせんとのう…」

そう言われても現代家電に囲まれた部屋で棺桶から人が這い出てる様は異様としか例えようがない。

「あ、ひなたくん。お茶とお菓子…あれがあったじゃろう、この前蓮巳くんに貰った…」

と言って出てきたのがどら焼き。

Aちゃんもう何も考えないようにするわ。

「………あっ、」

手に持った紙袋を見てここに来た目的を思い出した。

「あのこれ、店…斎宮さん、からです」

紙袋を渡すと朔間さんは中身を確認するとひなたくんに奥に置いておくように指示した。

「さて、これでお疲れ様でしたと済ませるのも何だし、少し最近の斎宮くんの話でも聞かせとくれんかのう?…あぁその前に、嬢ちゃんの名前は何といったかの?」

「私は朝霧Aっていいます。最近の店長ですか…そうですね………あ、そういえば昨日古書でドミノしてたら拳骨喰らいました。そのあと晩御飯ご一緒させてもらいました。店長の作るご飯凄く美味しいんですよね〜味が繊細というか…まあ私本格カレーとレトルトの違いわからないんですけど」

「あぁうん、相変わらずじゃのう…というか嬢ちゃんも何やっとるんじゃ…」

とは言われましてもこれマシな方だしなぁ。

「その様子じゃと仁兎くんや影片くんも変わりないようじゃのう」

「え」

「うん?」

影片はみかくんのことだよね、にとさんって誰だろう。私がヴィクトリアで働くようになってから3ヶ月だけど聞いたこともない。

「えっと、みかくんも店長と変わらず元気ですけど…その、にと?さんってどなたですか?私はまだ会ったことないんですけど…」

夜半のおつかい5→←夜半のおつかい3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
設定タグ:あんスタ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

佐藤(プロフ) - 璃々衣さん» 初めまして、有難いお言葉ありがとうございます!色々と書きたいネタはあるのですがね…もっと更新できるように精進します。これからもよろしくお願いします! (2018年10月31日 18時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
璃々衣(プロフ) - 初めまして。とても素敵なお話で、何周も読みました……!お忙しいとは思われますが、更新楽しみにしております。お体に気をつけて、更新頑張ってください! (2018年10月29日 19時) (レス) id: 6b21f4271d (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - こめこさん» コメントありがとうございます…!いやもうそう仰って下さりとても嬉しいです。本当に更新遅くて申し訳ないんですがこれからも読んでいただけると幸いです(_ _) (2018年10月3日 1時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - 突然のコメント失礼します。作者さまの書かれる独特なリズム感のある日常がかわいくて素敵で、とっても好きです。更新があるたびつい嬉しくなってしまいます〜。これからもひっそり応援させていただきますね (2018年10月1日 21時) (レス) id: daff2d3cef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:佐藤 | 作成日時:2018年7月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。