キュリオシティ・キルド・ザ・キャット3 ページ11
「あ、ああかんって！絶対あかん！お師さんに悪戯とか罰当たっても知らんよ！？」
フッ、愚問だな。罰なんか当たるわけないでしょ。何故なら、この世に神さまなんて存在しないのだから。
当たるのは店長の拳だ。
「わかっとるんやったらやめようやぁ」
「みかくん…犠牲なくして人類が発展した試しなんかないんだよ」
「いや、これただの悪戯やん…」
「そうだよ(開き直り)」
いやだってあの店長だよ？カブトムシなら多分負けると思うの。でも蜘蛛はわからない。
「でもそれはそうとさぁ、みかくんだって見たくない？店長が華麗に虫を駆除する姿」
「え…」
「もしくはキツ○リスに歩み寄るナ○シカの様に颯爽と身を呈して蜘蛛を外に出す店長とか…見たくない？」
「そ、それは………い、いや！ちょっと見たいなとか思っとらんで！？」
私詐欺師の才能があるんじゃないかな。
「でもやっぱりわざとするんはあかんと思うんよ……」
「これだからいい子ちゃんは…」
まあみかくんはこの辺りが限界か。しょうがない、仕掛けるのは私がやってやろう。
そんなこんなをしていると奥から店長の足音が聞こえた。
「二人とも、何を騒がしくしているのだ──」
「あー手が滑ったー(棒)」
手をコップに滑らせ傾けると逃げ出した蜘蛛は一直線に店長の元へ向かっていった。
さあどうだ店長……！
店長は物音に一瞬怯むが蜘蛛を視界に捉えると、
「ここに君の餌は無いよ」
そう言いティッシュで蜘蛛を掴んで窓からぺっと投げ捨てた。あ、流石に素手では触りたくなかったのね。
……いやぁ、店長かっけーす、久しぶりに店長の男らしいとこ見た気がしますよまじ感動〜すげ〜
「………朝霧」
「………はい」
「この散らばった古書は何かね？」
え、あ、そっち？
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佐藤(プロフ) - 璃々衣さん» 初めまして、有難いお言葉ありがとうございます！色々と書きたいネタはあるのですがね…もっと更新できるように精進します。これからもよろしくお願いします！ (2018年10月31日 18時) (
レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
璃々衣(プロフ) - 初めまして。とても素敵なお話で、何周も読みました……！お忙しいとは思われますが、更新楽しみにしております。お体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2018年10月29日 19時) (レス) id: 6b21f4271d (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - こめこさん» コメントありがとうございます…！いやもうそう仰って下さりとても嬉しいです。本当に更新遅くて申し訳ないんですがこれからも読んでいただけると幸いです(_ _) (2018年10月3日 1時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - 突然のコメント失礼します。作者さまの書かれる独特なリズム感のある日常がかわいくて素敵で、とっても好きです。更新があるたびつい嬉しくなってしまいます〜。これからもひっそり応援させていただきますね (2018年10月1日 21時) (レス) id: daff2d3cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年7月21日 21時
