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「そこにこう書いてあったんです。高野は俺の教えに背いている。元々アウトローな奴だと思ってたが、違法なことをしてまで依頼人に応えようとはってね。で、その時期に起きた事件って何だろうなと思って調べたら、とあるストーカー殺人事件が出てきた」
「そこに高野さんが大いに関わっていた？」
「そう。その事件の被疑者は探偵を使って元恋人の情報が入手した。そこまでは分かってるのに肝心の探偵が誰なのかが分かっていなかった。被疑者は元恋人を殺した後自 殺しちゃったしね。だけど師匠はもしやと思ったんだろうね。必死に調べたことが日記から伝わった。それが3年前の1月。師匠が亡くなったのが3年前の4月」
「まさか……」
私は言葉を失った。
そこも繋がってしまうの？
「でも高野さんは直接手はかけてないと思う。協力者であったことは確かだけど」
「そんな凶悪な奴どう捕まえる？」
「はっきりとした証拠はないんだよね」
後ろにいた俊くんとガヤさんも参加する。
私は大久保さんへ目を向けた。
「あの、大久保さんは高野さんとお付き合いをされている？」
「はい」
「いつからですか？」
「2年ぐらい前からです」
大久保さんはなんとなく気持ちが落ち着いたらしい。
さっきまでの恐怖心は伝わってこない。
「どうして今回高野さんの素行が調査依頼されたんですか？」
「近々結婚の予定がありまして……私の実家資産家なので両親から怪しいところがないか調べろと言われまして……それで両親の勧めで服部さんに。まさか兄弟弟子だとは知りませんでした」
今度は悲しみの感情が伝わってくる。
今は彼女に同調してしまうようだ。
「私が相談しようがしまいがこうなっていたかと思います。貴女の家の資産を食い物にするつもりだったと思いますよ」
「ちょっA」
つい癖でマジレスしてしまった。
でも高野の極悪非道さを考えたら。
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真衣 - はじめまして。いとこ同士って結婚出来ないと聞いた記憶があるのですが、出来るんでしょうか？ＰＳ昔（１９９６年頃）、少女漫画雑誌・りぼんでよく似た設定（探偵では無いですが。作者：池野恋先生 おしえて菜花）があったことを思い出しました。 (10月21日 19時) (
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作者名：ユタカ２ | 作成日時：2023年3月15日 15時
