検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:18,342 hit

Story.09 ページ9

『ねぇー。向こうに、キスマイの藤ヶ谷くんと玉森くんが居たよ。』

ファン1「えっ??ホント?」

『突き当たりの交差点に居たよ。まだ・・・間に合うかもよ。』

北山くん声を掛けようとしていた女の子2人は・・・あっちに行ってしまった。


『大丈夫・・・ですか?』

北「お水あるかな?」

『良かったら、これ・・・どうぞ。』

北「ありがとう。」

『このお水ね?ここのコンビニしか置いてないの。』

北「ごめん・・・飲んじゃったね。」

『良いんです。まだ、家に沢山ありますから。』

北「俺が誰だか知ってるの?」

『Kis-My-Ft2の北山くんですよね?』

北「やっぱり・・・知ってたんだ。」

『北山くんが心配するような事はしないよ。それに、誰にも言わないから。ここで会ったことも・・』

北「名前・・・教えてくれる?お礼がしたいんだ。」

『そんな・・・ダメですよ。初対面の人に、名前を聞いたりなんてしたら・・・。』

北「そうだよな?」

『マネージャーさんを呼ばなくていいんですか?』

北「さっき、メンバーに連絡したから。そろそろ・・・迎えに来てくれると思う。」

『北山くん。もう・・・こんな遅く時間に・・・1人で出歩いたりしたらダメですよ。スキャンダルとかになったら、大変なんですから。』

北「やっぱり・・・声とか、俺の彼女だった人に似てる。」

『えっ?』

北「もう・・・死んじゃったんだけどな。」

『・・・・・・』

北「俺の彼女な。幼い頃に生き別れた妹がいたんだよ。その子をアイツは、必死で探してたんだ。けど・・・会う前に、アイツ・・・死んじゃって会えずじまいなんだ。」

『北山くんは、亡くなった彼女さんを愛してたんでしょ?私にも生き別れたまま会えないで死んじゃった姉がいるんです。私だって、姉に会いたかった。会いたかった姉にも最愛の彼氏がいたんです。私は、その姉を愛してくれた彼氏さんに感謝してるんですよ!!』

北「・・・・・・」

『だから、北山くんもその彼女さんを忘れたりしたらダメです。たとえ、天国に行っちゃっても・・・その人は、ずっと北山くんの心の中で生き続けてるんですから。それじゃ・・・もう会わないと思いますが、これからも・・・北山くんいや・・・Kis-My-Ft2の皆さんの事を応援していますから、頑張って下さい。それじゃ・・・失礼します。』

そして・・・Aが立ち上がり、自宅へ歩き出したその時・・・
誰かに・・・後ろから抱きしめられた感触が・・・

Story.10→←Story.08



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
105人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2019年10月7日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。