Story.09 ページ9
『ねぇー。向こうに、キスマイの藤ヶ谷くんと玉森くんが居たよ。』
ファン1「えっ??ホント?」
『突き当たりの交差点に居たよ。まだ・・・間に合うかもよ。』
北山くん声を掛けようとしていた女の子2人は・・・あっちに行ってしまった。
『大丈夫・・・ですか?』
北「お水あるかな?」
『良かったら、これ・・・どうぞ。』
北「ありがとう。」
『このお水ね?ここのコンビニしか置いてないの。』
北「ごめん・・・飲んじゃったね。」
『良いんです。まだ、家に沢山ありますから。』
北「俺が誰だか知ってるの?」
『Kis-My-Ft2の北山くんですよね?』
北「やっぱり・・・知ってたんだ。」
『北山くんが心配するような事はしないよ。それに、誰にも言わないから。ここで会ったことも・・』
北「名前・・・教えてくれる?お礼がしたいんだ。」
『そんな・・・ダメですよ。初対面の人に、名前を聞いたりなんてしたら・・・。』
北「そうだよな?」
『マネージャーさんを呼ばなくていいんですか?』
北「さっき、メンバーに連絡したから。そろそろ・・・迎えに来てくれると思う。」
『北山くん。もう・・・こんな遅く時間に・・・1人で出歩いたりしたらダメですよ。スキャンダルとかになったら、大変なんですから。』
北「やっぱり・・・声とか、俺の彼女だった人に似てる。」
『えっ?』
北「もう・・・死んじゃったんだけどな。」
『・・・・・・』
北「俺の彼女な。幼い頃に生き別れた妹がいたんだよ。その子をアイツは、必死で探してたんだ。けど・・・会う前に、アイツ・・・死んじゃって会えずじまいなんだ。」
『北山くんは、亡くなった彼女さんを愛してたんでしょ?私にも生き別れたまま会えないで死んじゃった姉がいるんです。私だって、姉に会いたかった。会いたかった姉にも最愛の彼氏がいたんです。私は、その姉を愛してくれた彼氏さんに感謝してるんですよ!!』
北「・・・・・・」
『だから、北山くんもその彼女さんを忘れたりしたらダメです。たとえ、天国に行っちゃっても・・・その人は、ずっと北山くんの心の中で生き続けてるんですから。それじゃ・・・もう会わないと思いますが、これからも・・・北山くんいや・・・Kis-My-Ft2の皆さんの事を応援していますから、頑張って下さい。それじゃ・・・失礼します。』
そして・・・Aが立ち上がり、自宅へ歩き出したその時・・・
誰かに・・・後ろから抱きしめられた感触が・・・
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作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2019年10月7日 13時