Story.08 ページ8
『ありがとうございました。』
海「頑張ってんじゃん。A!!」
『お兄ちゃん？』
海「久しぶりだな。」
『いつ帰ってきたの？』
海「親父から連絡が来たんだ。彩花が死んだってな。」
『やっぱり･･･お兄ちゃんにも知らせてたんだ。』
海「彩花とも連絡とってたからな。お前に･･･すげぇー会いたがってたぞ。」
『私だって、大好きなお姉ちゃんに会いたかったよ。でも、お父さんもお母さんもお姉ちゃんの事話してくれなかった。』
海「俺も口止めされてたからな。言えなかったんだ。ごめんな？」
『お兄ちゃん。お姉ちゃんの写真って持ってる？』
海「確か･･･キスマイの北山くん？との写った写真が送られてきたな。」
『その写真･･･私のスマホに送って!!待受画面にする。』
海「そっかァ。お前もKis-My-Ft2の大ファンだって言ってたもんな。」
『今度･･･加奈とコンサートに行くんだ。』
海「それじゃ･･･俺、帰るわ。」
『あっ･･･お兄ちゃん。お姉ちゃんのお墓参りしてから帰るなら･･･これを供えてきて。』
海「何だよ。これ･･･」
『私が作ったブレスレット。お姉ちゃんの彼氏さんにも同じ物を作って、ある人に渡してもらうように頼んだの。』
海「分かった。彩花･･･きっと喜ぶと思うぞ。」
『･･･だといいんだけど。』
お店を出て行ったAの兄。
宮「コンサートに来るんだって!!」
千「誰担か分かるね。」
宮「きっと･･･玉かガヤさんだと思うな。」
二「いや･･･俺は、ミツだと思うな。」
横「ミツのファンだよ。」
藤「渉が断言してるし。」
横「あの子のスマホカバーが赤色だっただろ。それに、彩花ちゃんとミツの写った写真を待ち受けにするって言ってたじゃん。」
加「A!!」
『お兄ちゃんに送って貰った写真･･･。お姉ちゃん･･･幸せそうな顔してる。』
加「本当･･･だね。」
『ねぇー。加奈？』
加「んっ？」
『私もみっくんとお姉ちゃんみたいに幸せになれるよね？』
加「なれるに決まってんじゃん。」
そして、仕事が終わったAと加奈。
加奈と別れて、自宅の近くにあるコンビニへ向かうと･･･
ファン1「ねぇー。あそこにいるのって･･･キスマイのみっくんじゃない？」
ファン2「本当だ。声掛けちゃおっか？」
ファン1「そうだね??」
ASide
どうしよう･･･北山くん･･･気づいてないし･･･。
少しずつ近づいて行く女の子2人に･･･全く気づいていない北山･･･
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年10月7日 13時
