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同窓会場･･･
宮「よっ!!玉。」
裕「一応･･･顔見せに来ただけだから。」
宮「そんな事言うなよ。進藤ちゃんも来てるぞ。」
裕「A･･･。」
『元気そうだね。裕太!!』
裕「お前も相変わらず元気そうだな。」
『結婚はしてるの？』
裕「結婚はまだ、してないけど･･･親が決めた相手と近々結婚する予定かな？」
『そっかぁー。私は、まだ･･･結婚はしてないよ。彼氏もいないしね。』
宮「玉。これから、二次会するんだけど、お前も参加するか？」
裕「俺は、いいや。仕事があるし･･･」
宮「そっかぁー。じゃあ･･･また、近々飲みに行こうぜ。」
裕「おぅ･･･。んじゃ･･･俺、帰るわ。じゃあな。A。宮田。」
『･･････』
裕太は、同窓会会場を出ていった。そんな裕太の背中を切なく見つめるA･･･。
家に帰ると･･･美雨が光莉を迎えに来ていた。
妹「お兄ちゃん。同窓会･･･どうだったの？」
裕「美雨･･･。同窓会場であいつと再会してしまったんだ。」
妹「アイツって･･･Aさん？」
裕「あぁ･･･。」
妹「Aさんと会ったって･･･なんか話したの？」
裕「何も話せなかった。」
妹「お兄ちゃん･･･。」
そして、美雨は、タクシーの中で･･･兄裕太の本当の気持ちに気づいていたのだった。
自宅･･･
妹「ただいま〜。」
宏「お帰り!!」
妹「仕事？」
宏「あぁー。光莉は？」
妹「迎えに行ったんだけど･･･もう一泊するって!!だから、お母さんのところ。明日･･･迎えに行ってくるつもり。」
宏「そっかぁー。」
すると･･･美雨は、リビングでパソコンをいじって仕事をしている宏光の後ろに回り･･･ギューッと抱きついたのだ。
宏「どうした？」
妹「ううん。みっくんは、気にしなくてもいいから。仕事続けて!!」
宏「お義兄さんのことだろ？」
妹「なんで分かったの？」
宏「お前が、俺に抱きついてくるのは、何か悩んでることが多いから。」
妹「･･･みっくん。」
宏「何があったんだ？」
妹「ううん。ただ･･･宏光にギューッとしたかっただけ。本当に何でもないから。」
チュッ。
宏「そっかぁー。」
宏光は、美雨が何を言いたいのか分かっていたが、あえて聞かず、仕事を続けた。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
