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Episode9 ページ9
「はい、お待たせ〜」
早速春子さんが“いつもの”で通じるようになった梅酒ロックと共に、おしぼりとお通し、そして枝豆をテーブルに並べる。
「いただきまーす」
おしぼりで手を拭き、グラスを手に取る。
相変わらずお酒が弱い私は、毎週一杯の梅酒ロックを注文し、それを飲み終えたら帰宅する。
不思議なことに今日は貸切状態で、他のお客さんが入ってくる気配がない。
私は嬉々として、バッグから読みかけの文庫本を取り出してページをめくり始めた。
少し早めの時間帯などお客さんが少ない時、私はこうしてカウンターで本を開く。
お酒を飲みながら本を読むなんて、昔はあり得ないと思っていたけれど、どういうわけかこの店では集中して読むことができた。
時折グラスや食べ物に手を伸ばしながら読み進めていると、すっかり夢中になってしまった。
おかげで、入口の引き戸が開いて誰かが入ってきたことにも気づかなかった。
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SaYaKa(プロフ) - yndreamv0mm0vpqさん» コメントありがとうございます!!たくさんドキドキしてもらえるように頑張ります^ ^ (2018年8月2日 7時) (
レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
yndreamv0mm0vpq(プロフ) - 今後の展開がすごく気になります。2人はどのようにして再開し、恋に発展して行くのか。ドキドキ。楽しみにしています。 (2018年8月1日 18時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SaYaKa | 作成日時：2018年7月31日 1時
