幼馴染みの変化。【美風 藍】

新曲と・・・新メンバー？ ページ20

貴方「おっはよー♪ござい、ま、す・・・？」


杏奈「あら、来たのね！」


龍聖「そこに座れ。
話すことが二つ、ある。」


貴方「あ、はい。」


なぜ語尾が？になったかって？


なんか、人影が通ったから！！


目の前で、ひゅんって、通ったから！！



貴方「新曲、どんなのなんですか？」


杏奈「その前に、藍、蘭丸、カミュ、嶺二のmoon★the★nightの皆には、新曲の発表をしちゃうわね♪
新曲は・・・


『happiness』よ！！」


藍「happiness・・・。」


龍聖「A、お前には、紹介しなきゃいけない子がいるんだ。
もう気付いてるかもしれないが・・・」


そういった龍聖さんは、「こっちだよ」と、手招きをした。


その方向は、さっき人影が通った方向。


その方向から現れたのは・・・


佳那「あ、あの・・・。
今日から、お世話になります・・・
美波 佳那です・・・よ、よろしくお願いします・・・」


龍聖「少し、引っ込み思案なトコもあるが・・・まぁ、よろしく頼む。」


杏奈「ユニット名は、自分たちで決めて頂戴ね♪」


貴方「え？と、言うことは・・・？」


龍聖「まだ分からないか？
佳那とAで、新しいユニットを組むんだよ。」


貴方「ユニット・・・！？」


そう言って、佳那と呼ばれた子を見る。


すると、すぐに目を逸らしてしまった。


杏奈「とにかく、実力は凄いから、ヨロシクね！」


貴方「はい！！」


佳那「よろしくお願いします・・・！」


龍聖「おっと。まだ帰んなよ？
新曲、伝えてねぇだろ。」


貴方「あ、そうでしたね。」←


杏奈「新曲は、『マーメイドの儚い恋』よ！頑張ることね！！」


貴方「はい！」
　

私は、


儚い恋


その言葉に反応したのと同時に、『はい』と返事をした。


でももう、儚い恋なんかじゃない。


ふいに藍を見れば、ニコッと柔らかく微笑んでくれる。


私の恋は叶ったのだから。


でも、そう思ったのもつかの間。


佳那ちゃんの正体を知るのは、まだ先__。

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