君の幸せ ページ17
カカシside
Aが寝ていることを確認するために、Aの部屋へ入る。
「...じゃあね。」
その滑らかなな頰に、いっとき触れる。
絹のようになめらかな手触りだった。
彼女の顔を見ていると、もう少しここに居たくなってきて、ぎゅ、と、目を瞑った。
(俺の居場所は、暗部だ。)
そう言い聞かせて、部屋を出る。
(甘い事は言えないんだ。)
この手で殺した友と、自分のせいで犠牲になった友。
そして力になることすら出来ず、お礼も言えずに逝ってしまった師。
(俺は不幸を背負っている。)
その不幸に、好きな人まで巻き込みたくない。
(もし、Aが将来他の人と連れ添ったとしても、構わない。)
それが彼女の幸せならば。
それは自分の幸せだ。
彼女が生きて居てくれたなら。
それだけで、自分は幸せだ。
だから、暗部に入る。
(彼女が住む、この里を守るために。)
そして三代目への恩を返すために。
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(俺は、君の側にいてはいけない人間だから。)
ラッキーキャラ(NARUTO)
二位ユギト
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チレク - ありがとうございます!名前を変えたので書き直しました! (2017年9月24日 19時) (レス) id: c1e572521f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年9月20日 23時) (レス) id: d90a8422dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チレク | 作成日時:2017年9月19日 23時