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助けたかった ページ2

あの日の夜。

私は、兄さんと一緒にクシナさんの出産に立ち会っていた。

すぐそばにはビワコさん。クシナさんはだいぶ苦しんでいる。

その汗をぬぐってやっていると、ビワコさんが突然叫んだ。

「いかん、薬湯が足りん。A。お前火影棟の薬品庫から10番の薬を持ってこれるかい?」

はい、と答えようとすると、兄さんがそれを遮った。

「飛雷神で俺が行きます!」

しかしそれに、厳しい声が飛ぶ。

「お前は馬鹿か!旦那がそばに居なけりゃ、心細いじゃろうて!...それじゃA、頼んだかんな。」

「はい。」

今度こそ返事をして、飛雷神の術で火影棟に飛んだ。

三代目に聞けば薬品庫の場所はわかるはずだ。

Aは火影室の扉を叩いた。

「失礼します、三代目。」

三代目は、書類から目をあげた。

「どうした?クシナに何かあったか?」

「いえ。薬品庫から10番の薬を持ってくるように言われたのですが。」

「ああ。ビワコのおつかいか。」

そう言うと、ヒルゼンは立ち上がり、さっきAの入って来た扉を開けた。

「少し散歩がしたい。案内しよう。」

「ありがとうございます。」

一足先に廊下に出た三代目を、Aは追った。









今から思えば、クシナさんの元を離れなければ、あんなことにはならなかったんだ。

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二位ユギト


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設定タグ:ナルト , 最強女主 , カカシ   
作品ジャンル:アニメ
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チレク - ありがとうございます!名前を変えたので書き直しました! (2017年9月24日 19時) (レス) id: c1e572521f (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年9月20日 23時) (レス) id: d90a8422dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チレク | 作成日時:2017年9月19日 23時

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