Campanula3 (ページ13)

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一「あ、苗字もこの前は本当ありがとな。」

竜「え？なんですかこの前って。…まさか僕の知らないところで2人…」

一「ちげーよ！偶然会って警官に追いかけられてたところを助けられたんだよ。」

なんだよお前、圧がこえーよ！と金田一くんに叱られている竜太くんは本当今にも金田一くんを食べてしまいそうなほど近くで圧をかけている。本当に金田一くんが好きなんだなぁ(違)

竜「でもショックだなぁ…ゆりりんが殺されちゃうなんて…あ。」

「もういいよ。気にしてない。」

一「なんだよ気にしてないって。…ゆりりん？」

竜「あの！実は僕たち…」

一「あ！野中さんが危ない！佐木！スマホ貸してスマホ！」

またも金田一くんに話を遮られてしまう竜太くんはなんだか可愛くて…これが不憫萌えというものなのだろうか。

いつきさんに電話をした金田一くんは事件について調べ始める。

一「拳銃のことはまだニュースになってないのか…」

竜「先輩、本当に自分で真犯人を捕まえるつもりなんですか？」

一「あぁ。でもその為にはこの事件の２つの謎を解かないと。」

「２つの謎？」

一つ目橘さんの原稿の在処

バースデーイベントの暗号の答えは【裏川辺奇々なる藻を】をローマ字にし、反対から読んだ【大村に聞けばわかる】

その大村さんは橘さんから【時任に聞けばわかる】と伝えられ、時任さんも桂木さんにバトンを渡しただけ。

一「それで今度は野中さんだ。」

竜「順番に尋ねていけば最後は原稿の在処を知っている人にたどり着くんでしょうか？」

一「あぁ、そのはずだ。」

二つ目の謎橘さん殺害時、どのようにして犯人は立ち去ったのか

あの時はぬかるんだ土にも関わらず金田一くんの足跡しか残っていなかった。真犯人はどのようにして足跡ひとつ付けずに現場から消えたのだろう。

竜「…！空中浮遊とか？」

一「ないよ。」

竜「そうですよね。」

一「でも事件の少し前まで雨が降ってたのはただの偶然だよな？足跡を残さないように犯人が前もって大掛かりなトリックを用意してたとは思えないし…」

悔しさからかあー！と声を上げ現場が見れたらなんてことを言い出す金田一くん。

「指名手配されてる金田一くんが現場に戻ったら速攻逮捕だよ…」

金田一くんは竜太くんからワイシャツを受け取ると大人しく着始める。

一「ってことは伝言ゲームを最後のやつまで辿ってくしかないかぁ…」

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