淡い恋心 其の参 【リクエスト受付中】

→不死川実弥 ページ40

不死川実弥の場合


不死川さんとも私は鍛錬することが多い
主に互いの技術を高め合うために行うのだ


ｶﾞﾂﾝ


不「おいおい、まだへばってねぇよなぁ!!」


貴「そんなわけないでしょう!!不死川さんの方が限界なんじゃないですか!!」



目にも見えなくなるような速さで勝負する
もしこの鍛錬を他の隊士達が見たら腰を抜かすだろう

そんなことを考えていたら私の木刀が飛ばされた


ｶﾞｯ


不「ﾊｯ…油断したなァ!!」


貴「…まだですよ…!!」


瞬間私は手を地につけて不死川さんに蹴りを仕掛けた


ﾄﾞｶﾞｯ


その蹴りが不死川さんの木刀にあたり木刀は砕けた


貴「ふぅ…引き分け、ですね」


不「ﾁｯ…てめぇは体術までいける口だったな」


貴「侮っては、ダメですよ？」



正直、危なかったが引き分けまで持っていけて良かった
こうやって鍛錬をするのも一体何回目だろう


貴「不死川さんと鍛錬する時は本当に楽しい…」ﾎﾞｿｯ


不「は…?」


貴「え…聞こえてました!?」


やばい声に出てしまっていた


不「…だ…」


貴「え？」


不「俺もだって言ってんだよ!!」



なんか逆ギレされたけど耳が赤くなっているのが見えて私は微笑んだ


不「(Aと鍛錬することが楽しいのは俺の方だ。いつも誘うのも俺の方だが、誘って正解だったなァ)」








✳


と、こんな様に他の柱の皆さんとよくこうやって色々な事をするのだ。
正直誰でも楽しいのだが順番に1人ずつと言ったらそれはそれでまた喧嘩になる

それも今日は数ヶ月に一度の柱合会議だ


どうしようｯｯ!!



物凄く悩んだ末ある事を思い出した


それは以前お館様にこの件について話した時言われたことがあった
それを実行してみれば…



貴「あの！皆さん…!!」


私が声を発した為全員の視線が私に注がれる


貴「いつも私なんかの為に誘っていただいてありがとうございます！大好きです!!」


出来るだけ満面の笑みで感謝の気持ちを言った






しかし、場は静まり返ってしまい沈黙が漂う
え。失敗した!?

だが次の瞬間、空を見て仰いでいたり地面に突っ伏したり壁に激突したり涙を流したりと何故かみんな可笑しくなってしまった



全―貴「「「尊い…」」」







✳

―――「きっと皆に感謝の気持ちと皆のことが好きだという気持ちを伝えればその場は丸く収まると思うよ」






(お館様!!皆さんがなんだか可笑しくなってしまいました…!!)


(ふふっAが愛されている証拠だね)









✳

積怒 滅多に見られない姿 ※三津様リク→←→甘露寺蜜璃・伊黒小芭内

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