第一断罪〜一日の説明〜 ページ25
すれ違いざまに時々二度見されながらジャッジは部屋へ辿り着いた。
部屋の扉を開ける。
部屋に既に4人は居た。
堀川「あ、おかえりなさいジャッジさん」
扉に1番近い堀川がジャッジに気づき、そう言った。
安定「おかえりなさーい」
和泉守「お、戻ったか」
清光「お風呂大丈夫だった?困った事なかった?」
そう聞きながら清光はジャッジを自分の隣の座布団へと手招きする。
ジャッジはその問いに頷きながら手招きされた場所に座る。
清光「そっか、良かった」
堀川「みんな集まった事ですし、そろそろ説明を再開しますか」
安定「そうだね」
和泉守「順番的に一日の流れとかか?」
清光「それで合ってると思うよ」
堀川「ジャッジさん軍の一日の流れを説明をしますね。」
堀川「まず、朝は起床ラッパで起きます。起きる時間は起床ラッパが鳴る前ならいつ起きても大丈夫です。
起きたら朝の支度を始めて下さい。
着替えはお風呂にあった更衣室で着替えて下さい。」
安定「朝の支度が終わったら各々で食堂でご飯を食べるよ。
でも明日は一緒に食べたいな。食堂の説明もしたいし、だめかな?」
安定は首を傾け、ジャッジに訊く。
ジャッジは大丈夫だという意味を込めて、首を横に小さく振る。
安定「良かった、じゃあ明日朝の支度が終わったらこの部屋に戻ってきてね」
ジャッジは頷く。
安定「ご飯を食べ終わったら、ラッパが鳴るまでは大広間でゆっくりしてていいよ」
清光「ラッパが鳴ったら前日に言われた指示に沿って行動するよ。訓練なら訓練場に行く。出陣なら戦場に行く。」
和泉守「指示の内容によるがそれが終わったら昼餉。昼餉を食い終わったら、非番なら自由時間だ。大体の奴らは大広間で過ごすぜ。非番じゃないなら各々がするべき事をする。」
堀川「夜になったら夜ご飯を食べます。その後は今日と同じです。お風呂に入って部屋に戻って、就眠。
寝る時間はこれも朝と同じで、消灯ラッパがなる前ならいつでも大丈夫です。」
堀川「いつもの過ごし方はこんな感じかな。まだ説明していない事もありますが、それは過ごしながら説明しますね。」
安定「どう?全体的に他の軍隊より緩いでしょ?」
和泉守「軍自体がこんな感じだから隊員の奴らも割と緩いぜ」
堀川「もし、何かあっても僕達がサポートしますよ。」
清光「だからあんまり気を張り詰めないようにね」
4人の言葉にジャッジは頷く。
その頷きを視認した4人は安心して話を進めた。
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作者名:姫刃 | 作成日時:2019年4月4日 21時