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〜立花一家のお話〜2 ページ5

リビングにはお姉ちゃんがいた。お姉ちゃんの名前は、菫。私の1歳歳上なの。
「アーヤ、おはよう。」
「お姉ちゃん、おはよう。」
お姉ちゃんとあいさつを交わす。
「アーヤ。今日はお出掛けするんじゃないの?のんびりしてて大丈夫?」
お姉ちゃんに言われて時計を見ると、すでに8時40分。集合の時間は9時30分だから、急がないと。しかも若武の家は遠いから、早めに家を出なければならない。
「ヤバイ。間に合わない。急がないと。」
私が焦っていると、
「ほら、さっさと朝ごはん食べたら。」
とお姉ちゃんが私の分の朝ごはんをキッチンから運びながら言った。
「ありがとう。お姉ちゃん。」
「いいから。早く食べないと間に合わないんじゃない?」
お姉ちゃんはすごく優しいんだ。
食べ終わり、カバンを持って玄関に向かった。ふぅ。ぎりぎり間に合いそう。
「いってきまーす。ママ、今日は若武の家でお昼食べるから。」
「わかったわ。気をつけていってらっしゃい。」
ママに見送られて玄関を出ようとしたとき、
「アーヤ!」
お姉ちゃんに呼び止められた。
「なに?お姉ちゃん?」
「今度私もアーヤの仲間に会わせてよ!」
といきなり言われた。
「若武たちに聞いてみるよ。」
「ありがとう。気をつけてね。アーヤ。」
「うん。いってきます。」
玄関を出て、自転車にまたがり若武の家に向かう。それにしても、お姉ちゃんが若武たちに会いたいって言ってくるとは思わなかった。とりあえず、若武たちに聞いてみよ。
そんなことを思いながら私は自転車のペダルに力をこめた。

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(プロフ) - 2ページと4ページでアーヤの姉の名前違くないですか? (2020年1月28日 18時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:騎華 | 作成日時:2020年1月27日 15時

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