気遣い ページ10
「 うわ〜 。それは大変だねぇ 」
結局 ミツはドラマの話は
しなかった 。
むしろ その逆で オレでさえドラマの話を
忘れるくらい ミツは面白い話をしてくれた 。
「 そそ 。でさ オレ 高校入ったばっかの頃ってまだJrじゃなかったわけ… 」
今 聞いてるのは
ミツの高校生の頃の話
オレが初めて会ったとき
ミツは高校生だったけど
でも この話は
オレが知らない頃のミツだ 。
「 だから恋愛とか青春とかしたかったわけよ 。なのに普通科と校舎別れてたから 女子いなくて 体育会系の野郎ばっかで 」
…… ふは 。
ミツのトークは凄く上手くて
面白くて 思わず笑ってしまう 。
いや 、想像するだけで
面白いな 今してる話は 。
「 でも 芸能科と同じでさぁ… そんで今に至ったってわけ 」
…… いやいやいや 。
「 ねぇ なんか間 めっちゃ話とんでない? 」
そう聞くと ミツは
誤魔化すように にこっと笑った 。
「 ほら オレ喋りすぎて もうこんな時間だし?だけど最後まで喋り切りたかったからさぁ 」
…… いや 、なんかもう
めちゃくちゃだよね
そんな雑なところも好きだけど
「 じゃあ 帰ろっか 」
ミツの声に オレは頷きながら
荷物をまとめた 。
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みつばちsugar(プロフ) - K☆さん» コメントありがとうございます!文章力は全然ですが 、そう言っていただけると嬉しいです!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年2月10日 8時) (レス) id: 6cdb617c38 (このIDを非表示/違反報告)
K☆ - とっても面白いです(*^_^*)文章力ありますねぇ!更新、頑張ってくださいね♪ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 70a1ce75cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつばちsugar | 作成日時:2015年11月9日 23時