【あんスタ】シンデレラと5人の王子(2)

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私は愛澄さんに用事があると言い、部屋へ戻った






だって





婚約者がいたなんて聞いてない






いたとしたも聞きたくなかった






彼女がくるから、こんなに警備員が多かったの？





瀬名さんは私を部屋から出したくなかったの？






私はそんなことを考えながら目をつむった






,






,






ま…ねぇ…さ…！






何かが聞こえる






『んん？』





司「お姉様！やっと起きられましたか」





『あ、ねちゃってたのか』





司「一緒にlunchでもと思いお姉様のお部屋に来ました。どうでしょうか？」





『うん！ぜひぜひ』






そう会話しているとお手伝いさんがスイーツやお菓子が乗っているサービスワゴンを部屋まで届けてくれた





『なんで甘い物しかないのかな？』







司「私が好きだからですよ！」






『なるほど！』






私も好きだから嬉しい




でも




今はどんなに美味しいものを食べても美味しく感じないだろう





…聞いてみようかな？





『司君…あの、レオ君の婚約者のことなんだけど』








ガシャーン…





司君がケーキを食べようと手に持っていたフォークが床に落ちる





司「あああ！失礼しました！」





急いで落としたフォークを拾い新しいものに変え、美味しそうなショートケーキを食べはじめる





焦ってる…なんで？





司「そ、それにしても今日は天気がいいですね！」






話そらされたけど言いたくないことは無理やりは聞かない






『うん、本当に』






思えば今日レオ君に1度も会ってない






今頃 愛澄さんとお話してるんだろうな







なんでこんなにイライラしてるんだろう







司「嫉妬…でございますか？」






司君に急に問われ驚く






嫉妬…なのかな

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