【あんスタ】シンデレラと5人の王子(2)

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チュンチュン…






小鳥の鳴き声で朝を迎えた







目覚まし時計をみると5:03と書かれている






『レオ君…はまだ起きてないか』






ぐっすり寝てるレオ君、まだ朝早いから起こすのも悪いよね






レオ君に抱きしめられている手をどかして外へでる






『ん〜っ！！まぶし』






思いっきり背伸びをしてふと花壇をみる






『愛…澄さん』






最初はボーッとお花を見つめていた愛澄さんだが私の声に気づいたのかハッとした






愛「随分朝お早いのですね」







『はい、目が覚めたもので』







愛「偶然ね、私もよ」





私は会話が見つけられず沈黙が流れた







『あの…昨日のこと「13年間」






何か言わなきゃと昨日のことを話そうとすると遮られ






『え…？』






愛「13年間、レオ様に恋をしてきました」






その言葉に声が出なくなる





じゅう…さんねんかん？






13年間…






愛「4歳の頃、レオ様に恋をしましたの…お父様に《愛澄の婚約者はこの子だよ》と言われて写真や動画を見せてもらい一目惚れしました」







私は何も言えずただ立っている







愛「やっと…やっとレオ様に会えると心から楽しみにしていたのに






あなたのせいで、本来私の王子になられるお方は、あなたの手を取ってしまい…っ」







そこで愛澄さんは膝から崩れ落ち綺麗に泣いている






愛「私が…っ…レオ様を愛する、愛される人になりたかった…」







その言葉で何か胸に鉛(なまり)のようなものがのっかっている気分になった






愛「なんで、なんで貴方なの？貴方がいつレオ様に会われたのかは知りませんが、私より恋をした時間は短いはずでしょう？…悔しくてたまらないです」







泣きながらも私に気持ちを伝えてくれる彼女を見ていられなくて






気づいたら抱きしめていた





.








.







.







愛「なにすんのよ！はなしなさい！」






『恋に、愛に、時間は関係ないです…私もレオ君のことが好きでたまらないんです。レオ君も私のことが好きと言ってくれました』







愛「なによ！嫌味？そういうの本当にうざ『だけど諦める必要はないんですよ』

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