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A「……それからは知っての通り。色んな組織で道具のように扱われた。……でも、私にはその程度の価値がお似合いなのよ。」
……シーン。
一通り話し終わった私は、静まり返った部屋で一つため息をついた。
……引かれた、かも。
A「……っ…」
……そう思うだけで目尻に溜まる涙。
どうして。…彼のことを信じていたはずなのに。
神威「…そっか…。…話してくれてありがとう……って、アレ?…A泣いてる……え、どうしよう。」
私が泣いていることに気づくと、こういう場面に慣れていないのか、あたふた彼が慌てはじめた。
神威「……ちょ、兎に角泣かないでよ。……本当にどうしよう…。ねェ、こういう時どうしたらいいの?」
……まさか、泣いている本人に聞くとは。
でも、その素直さが彼らしい。
A「……ぎゅ、して欲しい。」
若干笑いを堪えながらも、彼に要求をだす。
私のために慌ててくれる彼は、ちっとも引いたりなんかしていないようだ。
……戦闘狂にとっては、大したことないだけかもしれないが。
神威「……わ、分かった。」
――ぎゅ。
お互い裸のまま、背中に手を回して抱きしめ合う。
自然に頭を優しく撫でてくれる彼は、私を安心させようと言葉を紡いだ。
神威「……A、寂しくなんかない、苦しくなんかない。……もうそうやって、後ろを振り向いて一人泣くこともないんだ。これからは前だけ向いていればいい。」
━━俺はいつでも、アンタのすぐそばにいるから。
神威「俺に着いておいで。一生、甘やかしてあげるよ。」
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みるく(プロフ) - 黒狐さん、最後まで本当にありがとうございました〜!感謝です(;Д;)(;Д;) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - (;∀; )いい話だった………いつか小説、書くことがあれば、見に行きます! (2018年9月30日 13時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - まおさん、ありがとうございます(;Д;)(;Д;)全力で頑張ります! (2018年9月23日 13時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 最高すぎます、一般人とは思えない語彙力でいっつも更新楽しみにしてきました!これからも頑張ってください! (2018年9月22日 19時) (レス) id: 6f6285bd1e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 八神さん、ですよね!神威くんかっこ良すぎます……。ありがとうございます、頑張りますね! (2018年9月10日 11時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年8月28日 17時