検索窓
今日:18 hit、昨日:15 hit、合計:53,508 hit

77. ページ30

A「……もう一度だけ言う━━そこをどいて。無駄な殺傷はしたくないの。分かって?」

敵「……っ」

しかし、一応奴らにもプライドがあるのか、少々後ずさりながらもその場からどこうとはしない。

敵2「……おい!早く殺れ!」

敵3「何をやっている?!相手は女だぞ!」

敵4「勿体つけないでさっさと殺っちま――」


A「━━━時間切れ」


――刹那。
目の前に立ち塞がっていた敵が、俺が瞬きをした次の瞬間には、倒れ伏し、最後には何も、言わなくなった。

温度のない冷たい表情が、手を真っ赤に染めた彼女の本気さを、物語っていた。

A「……よくも、私の大切な人を傷つけてくれたわね。」

コツコツ、彼女が足を踏み出す度に、周囲の敵が恐れおののき後ろへ引きさがっていく。

ついには、俺達の元へと続く一本の道が出来上がってしまった。


神威「……水月に至っては、奴らにやられたと言うより、俺にボコされたも同然だけどね。」

水月「誰が貴様なんぞにボコされるか!!その前に私が貴様をフルボッコに、」

A「──ふーん?」

……ギクリ。
水月の体が、そんな効果音が鳴りそうなほど大きく揺れた。

A「……私の大切な人を、どうしたって?」

水月「い、いや違うぞA……?私は此奴をどうもしていない!…だから私を嫌わないでくれ……!」

見たことがないくらいに慌てるソイツに、俺はざまぁみろ、と口パクで言うと、わざとらしくニヤついて見せた。

78.→←76.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 阿伏兎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みるく(プロフ) - 黒狐さん、最後まで本当にありがとうございました〜!感謝です(;Д;)(;Д;) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - (;∀; )いい話だった………いつか小説、書くことがあれば、見に行きます! (2018年9月30日 13時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - まおさん、ありがとうございます(;Д;)(;Д;)全力で頑張ります! (2018年9月23日 13時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 最高すぎます、一般人とは思えない語彙力でいっつも更新楽しみにしてきました!これからも頑張ってください! (2018年9月22日 19時) (レス) id: 6f6285bd1e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 八神さん、ですよね!神威くんかっこ良すぎます……。ありがとうございます、頑張りますね! (2018年9月10日 11時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるく | 作成日時:2018年8月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。