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突き当たりの通路を、恐る恐る曲がって匂いの正体を確認する。
A「……っ」
そこには、予想通り、おびただしい数の屍が転がっていた。
誰がやったのかは言われなくとも分かる。
ただ、これをやらかした肝心の張本人がどこにも見当たらない。
……そこにはただ、血まみれの肉塊と無残に破壊された彼の傘が転がっているだけ。
これでは彼が無事なのかそうでないのか、いまいち判断に困る。
A「……何か、あったのかな…」
取り敢えず、記憶を頼りに、あの大広間へ移動してみよう。
思えば、戦艦に乗ってきてから誰ともすれ違っていない。もしかしたら全員そこに集まっている可能性もある。
──待ってて。
――――
神威side
神威「あーあ、もう少しだったんだけどなァ…」
水月「フン、私に喧嘩売っただけでなく大事な愛剣にまで手を出した貴様が、そう簡単に帰れると思うな」
神威「手を出したって、嫌な言い方だね。ちゃんと返しただろ。……というか、そういうアンタも人の事言ってられる状況じゃないと思うけど」
…あの後、足や体力のハンデも無かったかのように水月と結構いい勝負で殺りあっていたのだが、途中で邪魔が入ってしまった。
おかげで二人仲良く御用。
水月「貴様のせいだろう。…だが、まさかこんな事になろうとは…」
……戦いの途中で、水月がAの兄貴であるということを俺がボソリと口外してしまったために、此奴はここの最高司令官のクセして反逆者扱いを受けたのだ。
神威「はは、いい気味〜」
水月「……殺すぞ」
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みるく(プロフ) - 黒狐さん、最後まで本当にありがとうございました〜!感謝です(;Д;)(;Д;) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - (;∀; )いい話だった………いつか小説、書くことがあれば、見に行きます! (2018年9月30日 13時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - まおさん、ありがとうございます(;Д;)(;Д;)全力で頑張ります! (2018年9月23日 13時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 最高すぎます、一般人とは思えない語彙力でいっつも更新楽しみにしてきました!これからも頑張ってください! (2018年9月22日 19時) (レス) id: 6f6285bd1e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 八神さん、ですよね!神威くんかっこ良すぎます……。ありがとうございます、頑張りますね! (2018年9月10日 11時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年8月28日 17時