【フィッシャーズ】恋ノ行方短編集【ボカロ曲】

magnet【マサイ】 ページ11

か細い火が 心の端に灯るように




いつの間にか燃え広がる熱情




逃げるように飛んでいた蝶は 不規則に飛び回り




あなたの手に鱗粉を付けた




絡み合う指ほどいて頬に手を添えれば




唇から舌へと熱が移動する




これが許されない事だとわかっているからこそ




尚更燃え上がるんだから仕方ないじゃない？




抱き寄せて欲しい




確かめて欲しい




ここで貴方と抱き合っていることが夢では無いんだと信じさせてほしい




マサイ『っはあ、A…』




キスをして塗り替えて欲しい




魅惑の時に酔いしれ溺れていたいだけなの









束縛してもっと必要として



マサイ『A、まだ行かないで…』




愛しいなら執着を見せつけて




「おかしい」のが たまらなく好きになる




A『あっ、マサイッ…』




イケるトコまでイケばいいよ




迷い込んだ心なら



A『ねぇ、マサイ』


マサイ『ん？』


A『私のこと好き？』


マサイ『いいや？』


A『……』



簡単に融けていってしまう




優しさなんて感じる暇など無いほど簡単に…




繰り返したのは あの夢じゃなくて




紛れも無い現実の私達




触れてから 戻れないと知る




それでもいいから…




誰よりも大切なあなたの手で、




今だけは溺れさせてて…。









−−−−とある日−−−−マサイsaid

シルク『なあ、マサイ』


マサイ『なんだよシルク』




唐突にシルクに呼び止められて、少し戸惑う俺。




そんな俺に追い打ちをかけるようにシルクが切り出した話しは…。




シルク『お前、俺らに隠れてウオタミと会ってんだろ』


ンダホ『えっ！？』


モトキ『はっ！？』


マサイ『…何言ってんだよシルク』




まさかのAとのことだった…。




シルク『っ…リスナーと関係持ってんだろって言ってんだよ！！』


マサイ『…だったらなんだよ』


シルク『なっ…マサイてめぇ！！』



ブチ切れのシルクと唖然とするメンバーを置いてスタスタと歩き出す。




後ろから「嘘だろ…」なんて聞こえてくるが全て無視した。




いつかはこうなることをわかっていたんだ。




それがみんなを裏切ることになることもわかっていた。




…胸の奥底でズキリと痛んだものにはわからずに。









最後意味不明ですが、2へ行きます！

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