漆拾壱 ページ27
「義姉さん。」
最後に聞いた時より低く、弱々しくない声。
その声が聞こえた方へと振り向けば、見間違えるほどに成長した義弟の姿があった。
「…本当に目を覚まされていたんですね。」
『やほ、紀くん。』
手をヒラヒラさせながら紀くんに近づき、握手できる距離で立ち止まった。
『…私の知り合い皆成長し過ぎじゃない?
紀くん今身長何��?』
「…」
『…?おーい?』
え、急に黙り込むじゃん どした?
彼の顔の前で手を振ってみても反応なし。
…これどうしろと?
見て?京都校の人は勿論、東京校の人達まで私達のことガン見。
誰かヘルプ。
「…」
『(オイ誰か私を助けろ!!)』
「「「(いやどうやって。)」」」
助けを求めても誰も手を差し伸べてはくれず
結局物凄く気まずい状態で強制的にルール説明がされるのであった。
───
──
─
交流会1日目は団体戦
競技名は「チキチキ呪霊討伐猛レース」
…これ10年前もした気がするな…
ルールも10年前と同じで、正直拍子抜け。
まさかの恒例行事かよ。
あ、でも少し違うとしたら、夜蛾センが五条に固め技を決めていた事だろうか。
そりゃそうだ。だって悠仁が生きていたことを報告してなかったもん。
そのとばっちりで私の脳天にも拳骨が降ってきたのは言わずもがなである。
東京校サイド─ミーティング
「あのぉ〜これは…
見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」
「うるせぇ暫くそうしてろ。」
悠仁は遺影の額縁に頭を入れた状態で
私はというと
『…痛い………』
「当たり前だ。」
『恵ちゃん〜』
「正直俺だって殴りたい。」
『もう一発やられるの嫌だ。』
未だに夜蛾センの拳骨を食らった頭を押さえている。
夜蛾セン…本気で拳骨したな。
頭蓋骨粉砕したかと思った。
「まぁまぁ事情は説明されたろ
許してやれって。」
「喋った!!」
「しゃけしゃけ。」
「なんて?」
悠仁のフォローにパンダパイセンと棘くんが入るも、人選が悪かった。
全然フォローになってないもん
フォローより姿と話してる単語に気がいっちゃってるもん。
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Kk(プロフ) - 雪華さん» コメントと高評価ありがとうございます！トランスフォーマープライムは知らないです…。 (2021年2月4日 22時) (
レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 最近のは知らないですね…。 (2021年2月4日 22時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!素晴らしいですね!お気に入りも高評価しました!トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 知ってますよ! (2021年2月4日 21時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2021年2月2日 12時
