5話 ページ7
翌日
私は緊張でガチガチになりながらも、何とかボーダー本部へ到着することができた
まず第一関門突破である
「俺が迎えに来なかったらずっと家で引き籠ってたくせに」
『人の心を読むんじゃない』
「聞きたくなくても聞こえたんだからしょうがないだろ
全部口に出てたぞ」
『』
嘘、嘘です
本当はすっぽかそうとしてました
風邪引いたってことを時枝に連絡しようとしたその時、グッドタイミングでとりまるがうちの家に訪問してきたのだ
…グッドじゃねぇ、バッドタイミングだわ
有馬A、一生の不覚←
「安心しろ、嵐山隊はお前が思ってるほど嫌な人達じゃない
隊長の嵐山さんなんて良い人すぎてもはや天然だしな」
『それさり気なく嵐山さんの事貶してるって自覚してる???
…ってそうじゃなくて、分かってるよあの人達が良い人だってのは
あの人達が陽キャ属性ってことが問題なの!!』
(何言ってんだこいつは…)
そう、嵐山隊と言えばボーダーの人気部隊
広報役としてメディアに出演するボーダーの顔役だ
そんな陽キャと陰キャの私が合同任務
控えめに言って地獄だ
特に怖いのはメチャクチャ話しかけてくる佐鳥
別に頼んでもないのにマシンガントークしてくるから苦手だ
とりまるが気を遣ってコミュニケーションの場を設けてくれたことがあったけど、まぁ地獄だった
コミュ障ナメんなクソったれ
ゔぅ゙〜と唸っているといつの間にか嵐山隊作戦室の扉前に到着
あぁ、今ここにバトル開始のゴングが鳴り響こうとしてんだ(は?)
「俺がついて行けるのはここまでだ
バイト行ってくる」
『ん゙な゙!?せめて挨拶まででも…!!』
私の呼び止めに耳を傾けることなく、とりまるは去って行ってしまった
あの薄情者ー!!
これ、もしかしなくても呼び鈴は私が押せって事だよね
いやそりゃそうだよ、お邪魔するのはこっちなんだし
わ、分かってても押したくない…帰りたい…
…帰るか←
クルッと回って来た道を戻ろうとしたその時
_____プシュー
「あ、ほんとだ
嵐山さん、有馬さん来てますよ」
『』
扉の開く音、時枝の声
この2つが本日の有馬A、終了のお知らせとなった(始まってすらいない)
「お、有馬さんお久ー!」
『ヒッ…!』
「佐鳥、前のこともう忘れた?」
「今日からよろしくな、有馬!」
『よ、よろ…ヒゥ…!』
「時枝先輩、それは恐らく嵐山さんにも言った方がいいかと」
222人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まんじゅうDX - あっ……待ってめっちゃ好きです。更新応援してます! (2022年3月26日 23時) (レス) @page8 id: b43443e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - 返事、ありがとうございます。楽しみにしてます! (2022年3月19日 23時) (レス) id: 7dc257a408 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - いな九尾さん» ありがとうございます!機会があればBLEACHの作品を書かせていただきます! (2022年3月19日 18時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
いな九尾(プロフ) - 返事、ありがとうございます。残念ですが、Kkさんの作品はどれも面白いのでまた気が向いたらBLEACHの作品を作ってくださると嬉しいです。更新これからも頑張ってください! (2022年3月19日 10時) (レス) id: 7dc257a408 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - いな九尾さん» 初めまして。BLEACHの作品ですが、勝手ながら削除してしまいました。理由としては、単純に長続きしないと判断したためです。なら作るなよって話ですが…楽しみにしていたにもかかわらず、こちらの勝手で申し訳ないです。 (2022年3月19日 10時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:KK | 作成日時:2022年3月18日 23時