1．玉狛支部のコミュ障ちゃん【WT】

1話 ページ3

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今日の朝、迅さんから連絡で玉狛支部に来るかどうか聞かれた
行く予定だったからその旨を伝えたら、分かったとだけ返されて終了
何がしたかったんだろう、と首を傾げつつ玉狛支部に行ったら───




知 ら な い 人 が い た (絶望)
しかも3人も、控えめに言って死んだ(白目)

逃げようものなら迅さんに羽交い絞めされ、その光景をとりまるに写真に納められる
こんな地獄があっていいのだろうか。いや、よくない


『クソッタレ死ねとりまる！！！！！』

「こらこら有馬ちゃん
そんな汚い言葉遣いしないの」

『誰のせいだと思ってんだ！！！！！』

「有馬、今日はお前の好きなご飯にしてやるから落ち着け」

『レイジさん愛してる』

(小南先輩の次にちょろ…)


何かとりまるに失礼なこと思われた気がするけどいいんだ
レイジさんが私の好物を今日のご飯にしてくれるんだから
さっすが私、ちょー寛大じゃん()


「あの…僕達と大分態度が違うような…」

「あぁ、Aちゃんは極度のコミュ障なの
半年間は私達にも修君達みたいな態度だったよ」

「フム、時間が経って仲良くなればしおりちゃん達と同じようになるのか」

「ま、大分時間かかるけどね
私達でも半年かかったんだもの」

「そうだったんですね…」








「てなわけで、有馬ちゃんもメガネくんたちのチームに入ってもらう予定だから
そこんとこ把握よろしく」

『………………………………は？』


レイジさんのご飯で落ち着きを取り戻した私に、またもや爆弾が投下された
メガネくん、と言ったら目の前にいる人達で間違いないだろうか

いや、それよりもメガネくん達のチーム？？？


「因みに決定事項ね」

『は？(怒)』

「おぉ怖
ガチ切れじゃん」

『えﾞ、部隊(チーム)！？
無理無理無理無理無理！！！！！
私みたいなクソコミュ障が入ったところ、』

「だーいじょうぶだってば
俺のサイドエフェクトがそう言ってる」

『根拠がないんだよ！！！！』

「俺のサイドエフェクトが根拠だってば」

『クソが！！！！！！』

「こら有馬、言葉遣い」


迅さんの言葉には嘘がないため言い返せない
おまけにレイジママにまで注意される始末

情報過多と苛立ちと戸惑いとで私の脳内はパンクしそうだ


「あー、置いてけぼりのところ申し訳ないけどメガネくん達
もう1度自己紹介してもらってもいい？」

「え、あ、はぁ…
初めまして、三雲修です」

「空閑遊真です」

「雨取千佳です」


あの、勝手に進めないで？

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