※ ページ38
「ジャーン！」
･････････。
ミッキーの耳が付いてる陽気なサングラスと
この真夏に暑そうなミッキーの被り物。
「ど？変装完璧っしょ？はい、Aちゃんのぶんも。」
「私も？」
「俺だけするより怪しまれないでしょ？どう見ても楽しんでるカップルだよ、」
お揃いのミニーちゃんのサングラスとカチューシャ。
「俺、これでマスクするし。ほい、完成ーっ。行こっ。」
戸惑う私にお構い無しに
北山さんは私にサングラスをかけて来て
ミニーちゃんのカチューシャを付けてきた。
「似合う〜、いけんじゃん、さすがスタイリスト！」
「いや、それは関係ないですよっ？」
恥ずかしいけど、目の前の北山さんの方がだいぶぶっ飛んでる。
そして、ほんとにこの人が
北山 宏光だって誰にもわからないと思う。
車から出ると
駐車場のアスファルトから反射した熱気が跳ね返って
一気に体温が上がる。
「涼しいとこ行こ！」
真夏の昼過ぎ
暑さに怖気ずく間もなく手を取られた。
グングンと引っ張られるようにしてパーク内に入って
色々なアトラクションに乗っていく。
初めての夢の国と憧れてる北山さんが一緒くたになって
ほんとにこれは夢なんじゃないか、と何度も頬っぺたをつねってみた。
でもその度に結構痛くて
痛いのももしかしたら夢のうちなんじゃないか、
そう疑ってしまうほど、楽しくて浮かれてて。
残念なのは私から見ても北山さんの顔がほとんど隠れててその表情が見えない事だったけど
見えなくても北山さんははしゃいでたし
楽しんでるように感じたから、私も思いっきり笑ったり叫んだり、めいっぱい遊んでしまった。
そして、ずっと手を繋いでくれてる北山さんの手は
間違いなく北山さん本人で
この手の感触を忘れないように私もぎゅっと繋いでた。
日が暮れて、少しだけ涼しい風が吹く。
「あっちー、」
少し、人気の少ない所に来た時
北山さんはミッキーから北山さんになった。
「大丈夫ですか？」
「うん、大丈夫じゃないかも。」
そう言いながらもははっと可笑しそうに笑ってマスクを外し、ペットボトルのお水をごくごくと飲んでる。
汗で濡れた髪の毛と濡れた唇にドキッとした。
･･･もうすぐ、･･･なんだよね？
それとも、今日はこれでお別れ？とか？
結構な時間一緒にいる。
あれ？今日、何しに来たんだっけ？
・
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mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける？笑 (2020年9月13日 14時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ？頑張ったらいける(？)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね？！(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる？！またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ？(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年7月9日 21時
