狩猟本能? ページ8
みっくんside
「昨日はうちの彼女が北山の彼女にお世話になったみたいで。」
「あ、そーなの?それはこちらこそ、」
・・・、言われてみれば藤ヶ谷の彼女とご飯行くって聞いたような聞いてないような・・・
昨日もAが寝た後家に帰ってるから話し聞いてねーわ。
「・・・おまえの彼女って襲いたくなるタイプなの?」
「は?」
「って、うちの彼女が言ってた。そんなしょっちゅう盛ってんだ、北山って。」
なんだなんだ、なにがどうなってそんな会話になってんだよ?
でも、まぁ、襲いたくなる、タイプ・・・だよな。
それをよりによって藤ヶ谷に知られるとかめっちゃ恥ずいんだけど。
「・・・別に盛ってなんかねーけど。つか珍しく話しかけてきたと思ったらそれかよ。」
「いや、なんか北山の彼女に色々と刺激受けてるみたいでありがたいなって思ってさ。」
刺激・・・?
あいつはいったい藤ヶ谷の彼女に何を吹き込んでんだ、勘弁してくれ。
「わり。天然な所あんだ。スルーしといてもらえたら。」
そんな俺にくすっと笑った藤ヶ谷はへぇ、天然さんか。かーわい、とか言いながら去ってった。
なんなんだよ、もう、
・
「みっくーん!!」
帰るなり俺にダイブしてくるAをよろけながら受け止める。
尻尾振りながら久しぶり〜っ!てテンション高いわ。
別に俺はこんなAを襲いたくなるわけじゃないし。
全然ムラムラ来ないしっ。
なんつーか、俺に興味ない時だよな。
寝起きでぼーっとしてる時とか
俺の帰りを待ってて眠そうな顔してる時とか
酔っ払ってふにゃってしてる時とか
そんな時にこっち見ろよってなるんだよな。
俺ってほんと、あまのじゃく・・・。
離れろーって言ってもひっついてくるAを引きずりながらリビングへ。
「昨日、藤ヶ谷の彼女と楽しかったー?」
ソファに座ると俺の膝の上に乗ってきやがんの。何気に重い。
「うんっ。あ、そいえばねぇ、藤ヶ谷さん、最近キスシーンばっかで嫌だぁってなってたよ?」
「あー、そだな。仕事だからしょーがねーけどな。」
「そそ。だからさ?悶々としてるくらいなら襲っちゃえー!って私の方が熱くなっちゃったよ。」
・・・なるほど。
襲いたくなる、はそこからか。
・・・藤ヶ谷、襲われたんだ。
なんか笑える。
・
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時