※ ページ7
「今日誰もいねーから。」
懐かしい太輔の部屋の中。
いつでも帰れるようにって、
太輔が出て行ってからもそのまんまだ。
太輔が何をしようとしてるのかわからないままベットに押し倒された。
「Aって、ほんと小悪魔だよな。」
こ、小悪魔?
さっきの?発言?
真に受けられてやっぱり恥ずかしい、
でも、・・・少し怒ったような顔で私を見据える太輔の目にゾクゾクした。
「襲ってやるよ、」
性急に唇を塞いできたかと思えばすぐに舌が入り込んできて
いつもの優しい太輔のキスとは全然違って心臓がドキドキ言ってうるさいくらい。
だから息も上手く吸えなくて
それでも逃がしてくれなくて
激しいキスのまんま、ニットが捲りあげられて太輔の手が素肌に触れる。
「優しくしないよ?」
はぁはぁ とお互い息を荒くして見つめ合って
そんな事言う優しい太輔。
うん、と、頷く間もなかった。
こんなに情熱的に求められる事ってなかったかもしれない。
いつも私を気遣ってるのはわかってたから。
でも今の太輔はまるで、自分の欲 望だけで私を抱いてる。
・
「・・・Aのせいだから。」
終わった後、自己嫌悪気味の太輔だけど
私はものすごく満足してしまった。
でも、それを伝える術が私には、ない。
気持ちよかったよ?とか?
こっちの方がいいよー、とか?
手練手管な女の人なら当たり前に言えるんだろうか・・・。
言えないっ「もう、こんな風にしないから。ごめん、」
え、いや、いいのよ?いいのっ。
気にしないで?むしろこんな風なの燃えましたっ。
心の声を口に出せずにパクパクしてしまう私に
心底申し訳なさそうな太輔はやっぱり勇吾でも壱晴でもないのよね。
「やだったろ?だから冗談でも襲って、とかもう二度と言わないで。」
「・・・はい。」
嫌じゃないけど。
猛省してる太輔に言える雰囲気、ない。
ずっとバカだ俺、とかやっちまったー、とか独り言を言ってる太輔の背中。
まぁ、いっか。
いつもの太輔だって、充分魅力的なんだから。
でも、また襲って欲しくなったら
また挑発的にあのリップで誘ってみよう
なんて思ってしまう私って、いつの間にか本当に小悪魔になっちゃってるみたいだ。
また襲ってね(>_<)
FIN
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時