恋の闇 番外編 ページ23
・
「Aって名前なんだ。俺の好きな子と同じ名前。」
人懐っこそうに話しかけて来る大学生だという彼は
私が働いてる小さなバーにたまに来るお客さんだ。
今日はお客さんが少なくて
たまたま一人で来てるその子と話し込んでると
私の名前を聞いた瞬間、切なそうにそう言った。
「彼女じゃないの？」
「うん。そのうち彼女にはしたいけどね。」
へぇ。
何となく事情がありそうだけどそれ以上聞くのはやめておく。
私はただのバーテンダーだから。
「お姉さん、何歳？俺、二十歳。」
「私は２４。」
「･･･恋愛経験、豊富？」
「普通じゃない？なんでそんな事聞くの？」
「俺、付き合った事ないから。」
「そんな男前なのに？不思議な世の中ね。」
見るからにモテそうで
しかも遊んでそうに見えるその見た目で。
「･･･好きな子いるから。」
長い睫毛を伏せて
グラスの中のカクテルを見つめるその男の子は
幼さと色気が交互に入り交じっていて
確かにまだ、子供なのかもしれない、と思った。
「真面目なんだ。」
「･･･違うよ。好きな子以外、そんな気になんないだけ。」
真面目じゃん。
可愛いな。
そんな純粋な事言ってられるのも若いうちだけかもね。
目を細めて
カッコ可愛い彼を見つめてると
いきなり前言撤回したくなるような事を真顔で言ってきた。
「･･･Aさん、俺としてくんない？」
･･･なにを？
って聞けないくらい彼の目は本気で
でも今までの会話は全てこの為に純粋無垢なフリをしてただけなの？って言葉が出ない。
「･･･ダメ？」
「新手のナンパ？お断り。」
やっぱり見た目通り、チャラいだけじゃん。
年下の餌食になんてなりたくもない。
そう思ったのに
思ったよりも大袈裟に彼は落ち込んだ様子を見せてくる。
「やっぱりダメか。勇気出したのにな。」
「･･･モテんでしょ？わざわざ私なんて誘わなくても大学の子とかいるんじゃないの？」
「･･･大学の子は、みんな子供だから。子供に相手して貰ってもなんの意味もないの。」
「どういう意味･･･？」
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mora(プロフ) - アンケートこたえてきましたよー！ (2020年6月27日 22時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 優しめと激しめってほんと温度差があると思うんですよ(笑)いつか二人がその温度差を埋めていけば良いなぁ、という解釈でお願いします(笑)次は恋の闇♪ (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» いや、確かにわかります(笑)私もその願望の塊です()いつかりーちゃんさんをめちゃくちゃにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします(笑) (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 同窓会の更新ありがとうございます！つ、つ、つ、ついにー！！！これで優しめとか、どんだけ激しいのか気になるなぁ〜 (2020年6月27日 8時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - わたしめちゃくちゃにされたい願望強すぎなんですね(笑)激しめの北山くんばかり欲しております(笑) (2020年6月26日 18時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月22日 21時
