２４ 北山side ページ24
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全然口を開かないAに正直かなりダメージを受けてた。
さっきタクシーに乗り込んだ後の
崎本部長の「おまえしかいないんだぞ？」って言葉も素直に聞けなくて。
どんな時だって俺と向き合って思ってる事をちゃんと、言葉にしてくれてたAなのに。
俺が崎本部長に嫉妬して大人気ない事言っちゃったから･･･？
でも、本当はめちゃめちゃ問い詰めたいくらい、崎本部長との仲を疑ってる。
だって、あいつ、俺を避けて崎本部長に寄りかかったんだぜ？勘弁しろって。
崎本部長がなにもないって言ったその言葉は信じられたけど･･･Aは？もしかして気持ち、ちょっとは戻ったんじゃねーかって。
でも、冷静に聞かなきゃ。
まだ呼吸が荒いAが心配だし
落ち着いてからちゃんと話し聞こう、
そう思い直して、依然まだ俺を拒絶してるようなAを、無理やり支えて部屋に入る。
こんな風に拒まれた事なんてなかった。
だって、俺の事、ずっと追いかけて来てくれてたじゃん。
ずっと好きだって愛情表現してくれてたのはAの方で。
だから余計、今のAの気持ちが知りたくて堪らなかった。
「横になるか？」
リビングに入って聞くと、うん、と頷いて寝室に向かうAの後を追う。
「着替えるから出てって。」
久しぶりに聞いたAの声はやっぱり冷たい。
仕方なく寝室を後にしてしばらくしてノックしてみる。
「入っていい？」
返事ないわ。起きてるんだろうしとりあえず入る。
ドアに背を向けてベットに潜ってるその姿だけで俺をさらに拒絶してるように見えるけど･･･
俺はベットの端に座ってAの頭を撫でた。
「体、しんどいのにわかってやれてなくてごめん、」
自然と独り言のように、口から出てた。
ストレスや疲れ？って言ってたよな。
新しい環境で緊張したんだろうか。
俺にはそんな素振り全然見せてなかった。
いや、俺も久しぶりの本社で意気込んでて
Aの事、ちゃんと見てなかったのかも。
ふぅ、と息を吐いてネクタイを緩めた。
手に持ってるスマホでとりあえず検索してみる。
・・・なんだよ、これ。
ほんとに、精神的なものが原因って書いてる。
こんなになるまで、辛かったんだ。
どうして相談してくんなかったんだろう。
俺の前で、いつも無理、してたのか･･･？
スマホ片手に途方に暮れてると
「宏光、」ってAの声がした。
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (
レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね！長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした！遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています！ (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T＿T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました！！(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー？いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー！スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月23日 20時
