32 北山side ページ32
「ごめん、桐谷部長の事は絶対おまえが気にしてるってわかってたのに。でも今日できっと最後だよ。偶然会っただけだしもう会う事もないって。」
「そう?わかんないよ。桐谷部長まだ宏光の事好きなんじゃないの?」
「・・・んなわけねーだろ?」
少しドキリとしたけどここは否定するしかない。
「わかるよ。私には、わかる。」
女ってすげーな。こういうの見抜ける辺り
やっぱり俺の気持ちなんて全部見透かしてんじゃねーかって怖い。でも・・・、
「じゃあ、おまえは?崎本部長との事、どう思ってる?」
「私は、ちゃんと過去に出来てた。」
そう言い切ったAはきっと嘘は付いてない。
そこは俺でもわかるよ。どこまでも清々しい女だ。
「でも、Aがそうでも、崎本部長は?」
「もうっ!宏光がそうだからって崎本部長の事疑わないでよっ、崎本部長だって私の事はもう過去にしてるよっ!」
「・・・俺がそうでもってなんだよ、俺は桐谷部長とはもうなんもないって言ったろ?」
「何も無くたってね、そうやって崎本部長の気持ち心配してるって事は自分にもやましい気持ちがあるからなんでしょ??」
「はぁ?そ、それ言ったらおまえだって桐谷部長が俺の事をまだ、とか言ってんじゃんっ、」
「私はっ、桐谷部長の顔を見てそう確信したのっ、宏光なんて崎本部長からどれだけ違うって否定されてもまだ疑ってるの?バカじゃないっ?!」
やばい。
やっぱりお互いまだ全然納得出来てなかったんだ。
Aは俺が麗華さんに残る僅かな恋心を見抜いてる。
麗華さんに残る俺への気持ちさえも。
俺は、Aの崎本部長への気持ちはもう過去だって頭ではわかってる
崎本部長だってきっともう何もするつもりはないってわかってるものの、
・・・・どうしても、二人を遠ざけたいんだよ、
抱き締めてた腕はとっくに解いてて
俺はベットに仰向けになった。
仕事辞めて欲しい、って話しは結局俺の嫉妬心が暴走してるだけみたいになって宙に浮いてしまう。
Aの体の事だってあったから言ったのに
こんなんじゃ説得どころじゃねーじゃん。
話しはまだ本題にも入ってないのに。
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね!長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした!遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています! (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T_T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました!!(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー?いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー!スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年11月23日 20時