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「おおっくらくーん!」



カッコイイかっこいい格好良い男前!!!



あー、このキラキラな笑顔とか
真剣に踊ってる表情とか
すらっとした背丈とか長い足とか



「好きだょー!!!!」








あ、北山いたの忘れてるわ。
我に返って隣りを恐る恐る見ると
思いの外、呆れながらだけど優しい目線に捕まる。



家にずっと寝泊まりしてた北山は
私が失恋から立ち直ったのを見届けた後、自分の家に帰ったけど、相変わらず頻繁に私の家に何かと理由を付けてやってくる。



今日は・・・なんだったっけ?



あ、そうそう。お鍋パーティだっけ?



・・・二人で。



お鍋越しにテレビの中の大倉くんを見てると
北山が私の取り皿に山盛りに白菜とお肉を入れてくれてる。




「ちょ、入れすぎ。」


「だっておまえ、テレビばっか見てんだもん。これくらい入ってた方がずっと食いながら見れんじゃん。」


「・・・そーだけど。」




限度ね。
山のてっぺんから崩れ落ちないようにお肉を箸で掴んで口にほおり込む。




「鍋はやっぱり温まるよなー!」


「そだねー。」


「次はキムチ鍋やろっか。」


「んー。」


「じゃあ、ベタに贅沢してすき焼きすっか??」


「んー。」


「おい。」




途端テレビがパチンと切られて画面は真っ暗。





「あ!今いい所だったのに!!」


「いや、大倉を見ながらでもいいから俺の話を聞け。」


「だって!ここからたっちょんがギター弾くとこ「何回も見たわっ。なんなら百回は見た!」





そーだけどさ、
いいじゃん。何回も見たいんだから。
唇尖らせてると
北山も同じように唇尖らせててなんでよ?ってなる。




「おまえ、マジ拉致あかねーからはっきりしとこーじゃねーか。」


「はぁ。」


「そろそろ俺と付き合ってもよくね?」


「えー、」





あ、白菜おいし。
今日は豆乳鍋だったのか。
始めてちゃんと味わってるわ。




・・・って。
北山がまた同じように詰め寄ってくるからどうやって誤魔化そうかソワソワしてゆっくり食べれないんだけど。

26→←24 北山side



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Haru(プロフ) - にかみつばさん» みっくんの長年の恋がようやく実っての、完結でした。そう言って頂けてありがたいです!また他作品、遊びに来てくださいね!ありがとうございます(^^) (2020年5月25日 14時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - みっくんの恋が報われて嬉しいです。もっともっと読んでいたかったです。 (2020年5月25日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» ありがとうございますー!みっくんの長年の口説きにようやく落とされまして無事完結致しました(笑)そうですよね、私ラブラブがなかなか書けなくてすぐ終わりにしてしまう悪い癖が(笑)他作品もよろしくお願いいたします♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» さっこさんもいつもコメントありがとうございます!番外編。。ちょっと今は考えられないですがそう言って頂けるのは幸せです。また読み直して下さるとは。。ありがたいですーっ、他作品も頑張ります♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!女は愛される方が幸せ。。まさにこの物語がそうですよね。それが北山さんなら。。言う事ないのですが(笑) (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年9月29日 8時

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