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「俺も風呂入って一緒にアイス食べよって思ってたけど、今のA見たらもう我慢とか無理･･･、」



そう言って抱きかかえられてベットにつれてかれる。



「あのっ、私で、いいの？」



こんな吹き出物だらけの
眉毛ない幽霊みたいな女でいいの？



「いいに決まってる。この眉とか最高。」



この眉がっ？！
まさかの？！




「ほんとはこんなに薄いんだー。だよなー、A、うぶ毛も白っぽいし下の毛もほとんどないし眉毛だってそうに決まってたのに見抜けなかったわぁ。ここは嬉しい誤算。」





･･･何を言ってるんだこの人は。
うぶ毛まで、チェックされてたの私は。
･･･下の毛って。
太輔からそんな言葉聞くとは思わず絶句するしかない。



口をパクパクさせる私にふって笑って



「俺ね、うぶ毛フェチなの。」



なにそれ？！
知らないし、そんなのっ。



「あー、今全開なっちゃってるわぁ。このおでこのうぶ毛とか最高にヤバい。」



そう言ってそこにキスされて
なんていうかとてつもなく奇妙な気持ち。



今、私はベットの上で太輔に押し倒されて
おでこのうぶ毛を指で触られながら細かくガン見されている。




「･･･太輔、変 態だね。」



はっ、しまった！
心の声にしなきゃいけないヤツが
思わず口に出ちゃったじゃん！！



そんな私の顔をはっと見た太輔は
驚いた顔をしてから爆笑し出した。




「あははははっ、そんな所だけははっきり言うのかよっ。おもしれー、A、ほんとは毒舌なの？」




お、面白いの？
それは･･･良かった。




「ご、ごめん、心の声と口に出すやつ、区別つかなくなってきて言っちゃった。」




そんな私を本当に嬉しそうに
可笑しそうに笑った後



「その心の声、全部聞きたいからさ？これからは分けないで。」



「･･･努力します。」



わからないけど
なんだか太輔も今までよりも喜怒哀楽を出してきてるみたいで(しかもフェチまでカミングアウトしてきて)



私もすっぴんも不本意ながら見せてしまったし少しずつ変われそうな気がしてきた。



私を見つめながらまた微笑む太輔に
自然と微笑み返す。




そこでバスタオルが剥ぎ取られて
頭に巻いてたタオルもゆっくりと外された。






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