※ ページ3
・
「なに・・・?」
「これから、俺達が行く部屋の鍵。」
「・・・北山くんてこういう事する人だったんだ。」
目見開いて、びっくりしてる。
「しないよ。こんな事したの初めてなんだけど。」
「またまたぁ、」
Aさんには
さしずめ、こういう事する男なんて遊んでるだけの信用なんない男、くらいにしか映らないんだろう。
でも俺は本気だから。
この鍵を使うかどうかは一か八かだったけど
用意しておいて良かった。
「好きな人が落ちてたら慰めてあげたいって思う俺の男心、汲んでよ?」
「そういう事、誰にでも言ってんでしょ?でも私は違うんじゃない?間違えすぎ。」
「誰にでも言ってないし、間違えてもないって。Aさんだから言ってんの。」
どう言えば伝わるんだろう?
最初から俺を男として見てないのはよくわかってる。
だけど、こんな二人きりになった今しかない。
「ごめん。私、もうそういう事出来ない。」
「そういう事って?」
「好きでもない男と寝る事。いい歳だし。自粛したいの。だから他当たってくれる?」
好きでもないってはっきり言われちゃった事に
少なからず落ち込むけど・・・、
「・・・俺、Aさんがいいっつってんの。好きだって言ってんじゃん?こんな事誰にでも言わねーって。知ってんだろ?」
この業界、
誰が遊んでるか
誰が真面目か
誰がゲイか、
誰が体使って仕事取ってるか、・・・・・・
様々な噂は飛び交い、それはほとんどが間違ってない情報だ。
俺は、正直女遊びなんてとっくの昔にやめてるし
そんな変な噂一つ立たない、つまんない男だ。
だから、知ってんだろ?って。
もう一度確認するように呟いた。
「・・・じゃあ、悪いけど、ごめん。気持ちには応えられない。」
「・・・・・・。」
って言いながらも、まだ俺の気持ち、信じてないでしょ。
少しの沈黙を破るように切り出す。
「なんで、男もういらない、とか言うの?」
「面倒なだけ。相手に合わせるのも、気を使わせるのも、気を使われない事も。」
「言ってる事、無茶苦茶じゃね?」
「無茶苦茶でもいいの。ほんとに、私、一人が合ってるのよ。それに気が付くのに時間がかかっただけ、」
1013人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - やっぱりじゅんさんだったんですねー♪早速コメありがとうございます(^^)毎日読んで下さってるとは!!毎日更新頑張りたいです!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年12月3日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんばんは!遅くなってごめんなさい!そうです。青い鳥の方でもお世話になっております。Haruさんの作品は毎日読んでます!これからもよろしくお願いします (2019年11月30日 3時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - じゅんさん» じゅんさん♪間違ってたらごめんなさい、青い鳥のじゅんさんですか?だいぶ前に完結してるのにコメありがたいです(^^)しかし、私もやはりレッドが1番好きです(笑)←北山担なだけかもですが(笑) (2019年11月21日 23時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんにちは!年上シリーズ大好きです。やはりレッドが私にはささります。北山さんに拗らせるの得意です♪(笑) (2019年11月21日 8時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - Haruさん» 拗らせてますね(笑)特にソロ活人は(笑)ただみっくんならどんな関係でも良いなあ(笑)このREDの彼女のように特定な関係じゃなくても良いとか思う。自由がなくなるのは嫌かも(^_^;) (2019年9月8日 23時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年5月27日 18時