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この一瞬にしてそんな事をグルグルと考えてたら
「あれ?リン。」
「き、き、きたやまさんっ。」
動けずにいた私はあっさり北山さんと遭遇。
「・・・見てたの?」
「いえ!見てません!」
聞いてただけですぅー。
でも、きっと相当動揺してるからバレてる。
ふーんって顔して近付いて来た。
「・・・おまえ、今見た事、誰かに喋ったらチューした事バラすぞ?」
へ?!
「なーんちゃってー。」
なんて余裕でニヤってして頭ポンして去ってっちゃった。
まさかあのキスした事を蒸し返されるとは思ってもみなかったからドキドキが半端ない。
・・・忘れて?なんて言っておいて
自分から話し振ってくるなんて罪過ぎるっ。
いや、チャラ過ぎる(T_T)
もはや誰かにバラしてくれて万々歳なんだけど
そんな事しもしないくせにあんな事言われたら
・・・私達だけのイケナイ秘密みたいで
また何かあるんじゃないかって期待してしまう。
「生殺し・・・。」
気持ちには応えてくれないし
私の事なんて何とも思ってないくせに
1度だけしたあの深いキスを思い出させるような事言う北山さんは、きっと私がこんなに動揺してるなんて思いもしてないんだろうな。
なんか悔しい。
絶対いつか本気になって貰いたいって思っちゃうじゃん。
私はそのままスタスタと
北山さんのいるデスクに直行した。
座ってる北山さんの耳元に小声で囁く。
「北山さん?またあんなキスしてくれたらさっきの給湯室の事は秘密にしといてあげます。」
「っ?!?!?!あ?!」
動揺し過ぎてデスクの上の書類をバサバサと床に落としながらしまったって顔してる。
「それくらいまだ北山さんの事好きなんで忘れないでくださいよ?」
「くぁー。。。」
力無く私を見つめる北山さんの顔が
あの時キスした日と同じ顔して面食らってたからそれだけで満足。
舐めてもらっちゃ困るんです。私の気持ちを。
いくら相手が佐野さんでも
・・・やっぱり諦められないや。
1ミリだけ自惚れて待ってます。
だから
ずっと好きでいさせてくださいね?
先輩の北山さん。
Fin
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Haru(プロフ) - 恵美さん» 2回も読んで頂いたなんて嬉しすぎます!スッキリしていただけて良かった笑 ほとんどの作品読んで頂いてるなんて、光栄です。。また遊びに来てくださいね♪ (2018年6月15日 12時) (レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 本当にたくさんの応援、コメントありがとうございました!他の作品でもパンチの効いたmoraさん節楽しみにまっています(プレッシャー笑)またボードにもお邪魔しますね! (2018年6月15日 12時) (レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 水上さん目線はもはや私目線 笑私もその飲み会充分飲み明かせます。moraさんと共に♪ (2018年6月15日 12時) (レス) id: d599b5b4d0 (このIDを非表示/違反報告)
恵美(プロフ) - こんばんは!夜分にすいませんm(_ _)m2回読み直ししました。良かったです!スッキリしました。ほとんどの作品を読まさてもらってますので…更新楽しみにしてますね。おやすみなさい。 (2018年6月15日 0時) (レス) id: d7fb3062c5 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - 完結おめでとうございます!おつかれさまでしたー!こんなに素敵な作品をありがとうございました!また、荒ぶったわたしのコメントにも丁寧な返信とても嬉しかったです!他の作品も楽しみに読んでますのでまたコメント欄に登場したら構ってください 笑 (2018年6月14日 20時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年5月30日 10時