7.『敵が見せつけるように夢主の手の甲に口付けた時の彼ら』【B.B】&【M.T.C】ver ページ7
【B.B】ver
山田一郎
「勝手にこいつに触ってんじゃねぇぞ」
体は今にも燃え上がりそうな程熱を帯びた怒りに震えるが、脳は至って冷静。何よりも最優先に彼女の安否を考え、無鉄砲にキレて突っ込んだりなどはしない。だが、怒りに震えている事は事実なので彼女に口付けた輩はそいつが泣いて詫びるほど拳を振るった。
山田二郎
「っ！！！てんめぇっ！！！！」
一瞬で身体中が熱くなり、腹の底に震える怒りが無意識に腕を振り上げていた。気付けば相手は既に意識を失くして地面に伏しており、振り上げたままの痛む手を掴んで彼女が叫びながら止めていた。やり過ぎた、とは思っていないが彼女の為にその腕を下げてすぐさまあの嫌な光景を消し去る為に水道に向かった。
山田三郎
「っ！？…っ、そんな安っぽい挑発に僕が乗るとでも思ったんですか？はっ、これだから低脳は」
触れた、あの屑みたいな輩の唇が彼女の手の甲に。そう脳が認識しただけで、何も考えずアイツを殴ってやりたい感情に襲われるが怯える彼女の為にぐっと拳を震わせて耐え忍ぶ彼。挑発に乗った敵をマイクで伏した後、眉間にシワを寄せたまま彼女を手洗い場まで連れて行く。
【M.T.C】ver
碧棺左馬刻
「テメェよぉ、ンな事して生きて帰れると思ってんのか？俺も舐められたもんだなぁ、あ"ぁ？」
怯える彼女の手の甲に口付けた輩に、沸々と静かに湧き上がる怒り。彼女を怯えさせないようにと、彼女の前で血に塗れた姿は見せぬ様にと思って手加減していたというのに。
そっちから挑発したんだ、綺麗な死に目を見せれると思うな。
入間銃兎
「……はっ、良いですよ乗ってあげますその挑発に。テメェら絶対全員しょっぴいて豚箱にぶち込んでやるからよ」
今、凄く後悔した。何故、敵が調子に乗る前に手錠をかけておかなかったのかと。鋭い眼光で目の前でニタニタと笑う敵に、黒光りするマイクを構えた。
怯える彼女に視線を送り、明確な彼の殺気を感じて今更後悔し出す敵に不敵な笑みを浮かべた。
毒島メイソン理鶯
「貴様の様な者が、彼女に触れて良いと思っているのか」
眉ひとつ動かさず冷静な彼が、すっと目を細めて握る拳に力を込める。愛しい彼女に触れるだけでは飽き足らず、その綺麗な手に口付けた事実が彼に怒りを沸き上がらせる。今、こちらに向かって駆け付けようとしてくれている2人を待とうかと思ったが必要ないだろう。
【F.P】&【麻天狼】ver↓
8.『敵が見せつけるように夢主の手の甲に口付けた時の彼ら』【F.P】&【麻天狼】ver→←6.『居眠りしてる時に手を取り頬に擦り寄せていた時の彼ら』【F.P】&【麻天狼】ver
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はるぴす(プロフ) - 私も飼っている猫が具合悪い時にとても心配でしたのでお気持ち察します。猫ちゃんの看病、無理のないほどに頑張ってくださいね。 (2019年6月3日 20時) (
レス) id: 33a3e8dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
曼珠沙華 - 猫ちゃんの看病頑張って下さい。 (2019年4月17日 22時) (レス) id: efdd7a4b53 (このIDを非表示/違反報告)
ノ(プロフ) - いつも拝見させていただいています。猫さんのご病気が完治することを祈ってます。 (2019年4月16日 23時) (レス) id: ac3347765c (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 /(プロフ) - 続編スタート 、おめでとうございます !! タイトル見てもしかして 、と思えば予想通りで驚きと共に嬉しさが込み上げてました 。更新頑張って下さい !! (2019年4月6日 1時) (レス) id: 49075ec576 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - リクエストを受け付けてくれてありがとうございます！ とても感動しました！ (2019年4月5日 23時) (レス) id: 330d4f149f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けしん | 作成日時：2019年3月27日 5時
