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『(心配事が無くなった今、全力で挑める。皆とこの試合を勝ち抜いて、目的を果たす。)』
先日の夜、影山から電話で告げられた内容が大神の脳裏を過ぎった。
───君が以前帝国学園に在籍し、サッカー部に所属していた事は知っているかね。
『この目で、この身体で、この頭で。刮目して、智覚し、思考して。』
───総帥室に辿り着けたなら、君の記録を渡そう。では明日、試合を楽しみにしているよ。
『手探りにはなるけれど、この試合で確かめる……あの人が言っていた事が本当なのかを。』
フィールドの修復が終わり、両チームが再び位置に着く。
大神は松野と並んでトップ下、じっと帝国側を睨んだ。息を深く吸い、軽く吐く。
「なーんかさ。今日の大神、怖くない？」
『……そうかな。そういう松野くんはいつも通りだね、もっと気合い入れたらどうだい。』
「うッそ、そんな風に見える？いつもより気合い入れてるよ……まッ、何でもないならいいけどさ。お互い頑張ろーよ。」
軽く言葉を交わし、再び視線を前に向ける。ボールは変わらず雷門から。ホイッスルが鳴れば、染岡が豪炎寺にボールを回して走り出す。
豪炎寺がボールをキープしたまま、帝国側のブロックが入った。それを軽くジャンプで交わし、染岡にボールが渡る。
先手必勝、“ドラゴントルネード”が帝国GKに向かった。
「“パワーシールド”！」
帝国学園GKの源田は、拳を地面に叩きつけてシュートを止めて見せる。構造はハッキリとしないが、衝撃波によってボールを止めているらしい。
「“パワーシールド”には、どんなシュートも通用しない。」
ボールは五条から鬼道へ。ペナルティエリア目前、寺門へとボールが渡された。
「“百烈ショット”！」
連続に蹴られたボールは、回転を増して円堂に迫る。円堂な“熱血パンチ”で確実に弾き飛ばした───かのように思えた。
拳が当たったものの、円堂がしっかりボールを捉えられていなかったらしく、弾いたボールはゴールポストに当たる。救われたと思ったのもつかの間、反対側へ走り込んで来た辺見のヘディングによって、ボールがネットを揺らした。
スコアは0-1、先制点を決めたのは帝国学園。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
