サイのお絵かき教室 (3) ページ24
やがて、一通り乗り終えた。(全員鳥の方に乗った)
サイ「お疲れさま。楽しかった?」
は組「はい!有難う御座いました!」
留三郎「やれやれ、無事に終わったな。」
仙蔵「全く、見てる此方の身にもなれ。心臓に悪いぞ。」
そこに、
七松「そうか?なあサイ!私も乗りたいぞ!」
仙蔵「何っ?」
伊作「えっ(;゜ロ゜)?」
サイ「構わないけど、どっちに乗るの?」
七松「狛犬の方だ!」
サイ「解った。さあ乗って。一人で平気だよね?」
七松「ああ、大丈夫だ!」
狛犬に跨がる小平太。
留三郎「おい、大丈夫かよ?」
サイ「乱太郎達じゃ有るまいし、君達六年生だろ?」
伊作「いや、そう言う意味じゃ。」
七松「そら行けっ!」
何と狛犬の横腹を馬のように蹴り上げ、狛犬は、猛スピードで走り回り出した。まるで暴れ牛である。
潮江「小平太、少しスピードを緩めろ!危ないだろうが!」
七松「いっけいけどんどーん!」
文次郎の言葉もどこ吹く風。そして、急旋回すると、そのまま猛スピードで突っ込んで来る。何と仙蔵目掛けて!
留三郎「おい、彼奴こっちに突っ込んで来てないか?」
仙蔵「ん?うわああっ!おい小平太!こっちへ来るな!私を潰す気か―!!」
大はしゃぎして仙蔵を狛犬ごと追い回し始めた。必死に逃げる仙蔵。まるでコントだ。乱太郎達も指を指し、腹を抱えて笑う始末である。
留三郎「何やってんだよ彼奴は。頭いてえ!」
潮江「全くだ!野生児丸出しだ。原始人かよ彼奴は!」
長次「だから言ったろう。もそ。」
サイ「なるほどね。(こういう意味)なんだ。」
仙蔵「感心している場合か!早くあの馬鹿を止めてくれ―!!」
後ろの小平太を指差し、必死の形相の仙蔵。
伊作「サイ!早く狛犬を消して!出来るんだろう!?」
しかしサイは、
サイ「いや、もうちょっと見てようか、面白いしさ。」
等と笑いながら見ている。堪忍袋の緒が切れた文次郎は、
潮江「サイ!いい加減にしろ―!!」大声で叫んでいた。
因みに、ここから少し離れた演習場では、
カカシ「何だあれ!傑作だ!あははは、あはははは!おい、ナルト、サクラ!お前達あれ見てみろ!あは、わははははっ!腹痛い!」
ナルト達は、近くの大木の上からこれを見て、カカシと同じく爆笑していた。
ナルト「あははははっ!何だよあれ!下手なお笑いより可笑しい!わははははっ!」
サクラ「本当!笑うのはいけないけど、可笑しい!あははははっ!」
三人の爆笑が響いていた。
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2019年6月12日 0時