61 新年会 ページ12
2broの三人に誘われて兄弟宅にお邪魔している。
遅めの新年会をやろうと誘われた。
兄弟は今仕事中。
この時間を使っておついちさんと食事の準備をしている。
正直私は料理が得意ではない。
作る時は自分の好物ばかりだし、慣れない食材を切ると怪我をする。
料理が得意ではないと伝えると、じゃあ指示出すから手伝ってと言ってくれて。
今は言われた通りに食材を切っている。
まず時間のかかる煮込み料理から作っているみたい。
さてはこれ、モツ煮だな？
こっちは肉じゃが！
梅きゅう、ガーリック枝豆、鶏皮ポン酢、塩からあげ、豚キムチ。
質素な和食のはずだけど、なんだか豪華ですね！
早く食べたいよっ。
一通り出来上がり、洗い物を始めている。
綺麗好きのおついちさんは洗い物すらスムーズにこなしている。
はぁ、私何にも出来ないんだもんなぁ…。
そう思いながら、私はリビングでテーブルセッティングをしていた。
いつのまにか洗い物を終わらせたおついちさんに声を掛けられる。
「Aちゃん、Aちゃん」
「なんですか？」
「ほい、あーん…」
「ん！？あー…むぐむぐ…美味しいー！」
染みっ染みのモツ煮を味見させてくれた。
私の幸せそうな表情を見て、おついちさんは満足そうな顔をしている。
んふふー♪
「おい、仲良さそうだな？」
私達は肩をビクつかせて声のした方へ振り向く。
「あ、兄者さんっ。終わったんですか？」
「あぁ。誰かさんと仲良くしてる間、動画ストックしてきたぜ？」
ゆっくりと近付いて来た兄者さんは、おついちさんに向かって返事をした。
「そんな怖い顔すんなよ…っ。Aちゃんに何もしてないよぉっ」
そう言っておついちさんは私と距離を取った。
「ったく、隙見せんなよ」
私は兄者さんに二の腕を掴まれてリビングへと連行される。
連れ去り間際におついちさんを見ると、手を合わせて申し訳ない顔をしていた。
私は首を左右に振って応えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うてちん(プロフ) - 20000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年5月20日 16時) (
レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - 13000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - DOotakufujyosiさん» 只今、締切から解放されてますw (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
DOotakufujyosi(プロフ) - うてちんさん» ドンさんエンド待ってるぞ!! (2018年2月4日 20時) (レス) id: 53ca2769fb (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - はくや。さん» コメありがとうございます！そう、私もおっつん推しなのに、この作品を書いている間は兄推しかも？と錯覚してしまうほど感情移入してしまいました。そして次はドンさん推しになる事でしょうw (2018年2月4日 19時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うてちん | 作成日時：2018年1月12日 14時
