敦君に成り代わったからてっきり太宰さんに拾われると思っていたのだが………【文豪ストレイドッグス】【中島敦成り代わり】

予想外14 ページ16

貴方side

『や、やめてください…』

私は爆弾魔役の人のところに歩いていき少し離れたところで話しかけた

爆弾魔「なんだお前」

『わ、私は……』

一度息を吸って覚悟を決める

『と、通りすがりの新聞配達員です………！』

爆弾魔「その新聞配達員が何の用だ…？」

『あ、えと…そう、爆弾持って立てこもりしてるって聞いて、それで、その…あー』

待って、言葉が出てこない、原作で敦君何て言ってたっけ？

『そう、そんなことやめようよ！生きてればいいことあるよ！！』

確かこんなこと言ってたよね？

爆弾魔「いいことって？例えば？」

『え………茶漬けが食べれる？あとは…』

生きてていいこと、か、何があるかな？

『明日がある、とか？けど死んだらあなたにも私にも明日は来ない…、やけにならずに生きようよ、私なんて孤児院追い出されていく当てもなくて、おまけに虎に変身しちゃうらしくて区の災害指定獣にされちゃってるけどやけにならずに生きてるんだから………！！』

と、ここで少しずつ彼に近づいていき…

『もしよかったらお仕事探すの手伝いますよ』

笑顔でそういった、これでいいだろうか？

爆弾魔「いや、僕はそういうのじゃ…」

うん、知ってる、だってこれ入社試験だもんね

太宰「国木田君、いまだ！！」

太宰さんが叫び国木田さんが異能力で出したワイヤー銃でスイッチを奪った

爆弾魔「しまった！」

その後、爆弾魔は取り押さえられ事件は無事終わったかのように思われた、が……

『はゎゎゎゎゎゎゎ…』

あわててる雰囲気を出しながら私は爆弾魔の押したスイッチと爆弾を交互に見る、爆弾はもうすぐで20秒を切る

『(確かここで爆弾を抱えればいいんだよね？)』

私は何も迷うことなく爆弾を抱えうずくまった

国木田「小娘！？」

太宰「馬鹿！！」

私はぎゅっと目をつぶる、コレで少しは雰囲気が出ただろうか？
20秒過ぎてしばらくしてから私はゆっくりと目を開ける、勿論何が起きてるのかわからないという表情を作るのを忘れずに

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