異世界に誘拐されたうえに何故か溺愛されちゃってます！？！？【文豪ストレイドッグス】【フョードル・ドストエフスキー】

誘拐されました！？12 ページ14

貴女said

"ドサ、ドサ"

何かが地面に倒れる音と同時に私の腕を掴んでいた手が離れる、恐る恐るそっと目を開けてみればそこには……

『フェー、ジャ………』

ドス「遅くなってすみません、大丈夫ですか？」

私が、助けを求めた彼がそこにいて
安心したからか力が抜け地面に座り込み、目からは次々と涙がこぼれ落ちる

ドス「A！？やはり彼らに何か………」

泣きじゃくる私の元に駆け寄ってきたフェージャが私を抱きしめ優しく頭を撫でてくれる、それだけでとても安心できて落ち着いた

『こわ、かった……、ことばも、通じないし、何、いってるか、判んないし………、こわかった……』

ドス「僕が手を離したせいですね、怖い思いをさせてすいません」

『フェージャの、せいじゃ、な……』

ドス「僕のせいです、今日はもう帰りますか？」

え、でも………

『フェージャ、用事、あったんじゃ………？』

ドス「別に、今日でなくても平気ですから、それに、僕の中で一番の優先事項はAですから」

まだ、私の目から溢れる涙を拭いながらそう言ったフェージャ

『大、丈夫……、フェージャと、もっと、お出掛けしたい………』

ドス「！、わかりました、安心してください今度は絶対に手を離さないので」

『わ、私も！私も離さないから！』

ドス「それじゃあ、行きましょうか」

フェージャに手を引かれて私達は路地裏を後にした

誘拐されました！？13→←誘拐されました！？11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す