異世界に誘拐されたうえに何故か溺愛されちゃってます！？！？【文豪ストレイドッグス】【フョードル・ドストエフスキー】

誘拐されました！？11 ページ13

貴女said

〜外〜

『ここって………』

ゴーゴリの異能で外に出た私は思わず息を飲む

ドス「あの場所がヨコハマにあると思っていましたか？」

フェージャの言葉にコクりと頷く
そう、ここはヨコハマではなかった、それどころか日本ですらない

『ロシア………？』

ドス「正解です」

『ねぇ、フェージャ、私ロシア語何て……』

ドス「知ってます、ですので僕から何があっても離れないでください」

フェージャはそう言うなり私の手をとって人混みの中へと紛れていく

〜数時間後〜

『(フェージャ、助けて………)』

私は目の前に立ち塞がる二人の男を見上げながら心のなかでフェージャに助けを求める

〜遡ること数分前〜

私はフェージャと手を繋いで行動していたのだがとある拍子にその手が離れてしまいそのまま人混みに飲まれてはぐれてしまっていた

『フェージャ、どこ………』

はぐれたとたん押そってくる不安、とりあえず人混みから逃れるために近くにあった路地裏に入った

『(これから、どうしよう………)』

連絡手段を何も持ってないから連絡もできないし、だからといってただがむしゃらに探すわけにもいかない
そんなことを考えていれば突然肩を叩かれた、フェージャが迎えに来てくれたのかと思い振り向いてみればそこには見ず知らずのいかにもヤバいうえに強いですって感じの男が二人いた

『(何、この人達………)』

何かを話しているがロシア語？の為何を言ってるのかさっぱりわからない、けど………

『(この人達は何か不味い気がする………)』

そう思いその場を離れようとするが腕を捕まれそれも阻止された

『いや！！離して！！』

思わずそう叫んでもその言葉が伝わる筈はなくただただ恐怖だけが増していく

『(フェージャ、助けて………)』

恐怖から身を守るかのように目を固く閉じ心のなかで彼に助けを求めた………

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