《弱い者？そんなの》《僕は歌いたい歌が僕を救ってくれたから》【暗殺教室】 (ページ25)

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琉音の言葉ページ25

琉音side

あの言葉で、安心したのか凜紗は寝た

観覧車の中で寝るって訳わかんない

それからは、凜紗を抱っこしながら帰った

流石に、僕の部屋は無理だから、カルマに連絡した

カルマ「よっ！」

琉音「カルマァァァァァ」

カルマ「はいはい！相変わらずだな、」

琉音「凜紗軽いの」

カルマ「は？」

琉音「…ご飯食べてないのかな」

カルマ「とりあえず家に運ぶぞ」

琉音「家？マンションじゃないの？」

カルマ「大丈夫だ、あいつらどっかに引っ越したから」

琉音「カルマ…」

カルマ「大丈夫」

琉音「おう」

カルマ「着いた」

琉音「…」

カルマ「琉音？怖い？」

琉音「ううん！大丈夫…(入る
相変わらずでかいですね～」

カルマ「うっせ笑」

琉音「寝かせる)…」

カルマ「琉音少し話そ」

琉音「え？」

カルマ「久しぶりに会ったんだから」

琉音「そだね…」

カルマ「琉音」

琉音「ん？」

カルマ「今は楽しい？」

琉音「普通かな」

カルマ「そっかー」

琉音「じゃあ、僕…帰るね」

カルマ「え！？」

琉音「…」

カルマ「琉音何かあった？」

琉音「今日…1日凜紗と遊んでめちゃくちゃ久しぶりに…仲良く遊んで…いいのかなって…俺たち2人仲良くしてていいのかなって…怖い…っ…こうやって…カルマといるのも…凜紗と…3人でいるのが怖い…」

カルマ「それはあいつらがいるから？」

琉音「うん…辛い…っ怖い…っ…カルマあ…」

カルマ「(撫で)俺らが守ってやる、何があっても…俺が守るから…」

琉音「カルマ…凜紗を…凜紗を護って？俺はもう…仲間がいるから大丈夫、凜紗は…すぐに洗脳されちゃうから…凜紗をお願い…凜紗を護って！！」

カルマ「琉音…」

琉音「お願い…」

カルマ「分かったでも今日は夜遅いだから、泊まってったら」

琉音「うん、わかった」

琉音side

今日一日

久しぶりに凜紗の笑顔を見た

もうあの時とは違う凜紗の笑顔

多分、親から解放されてる分

楽なんだ

でも……親という存在がいる限り

逃げられない

僕も凜紗も親という洗脳からは逃げられない

一緒にいない分はマシだけど

どこかできっと会ったら壊れるだろう

そしてまた…あの時みたいに

怖くなる

自分が自分でコントロール出来なくなる

親にほっとかれた方が楽なのに…

どうしてこんなにも

親に縛られないといけないんだろう

《あんたたちが生まれてきたから》

だったら産まなければ良かったのに

凜紗を護らなきゃ……