168.沢山の ページ43
まふまふside
あの後お金を払い、すぐにシェアハウスに戻ったけれど月弥はいなかった。
ま「…どこ、行ったの…」
床に座り込んで呟く。
彼女がいないだけで、胸が不安で押し潰されそうだった。
そんな時、何かを知らせるスマホの通知音。
開くと、“蜂蜜 さんが「罪の名前 歌ってみましたver.蜂蜜」を投稿しました”との通知。
ま「え…?」
思わずニコ動を開こうとすると、月弥の部屋に言っていた女子メンバーがバンッと音をたててドアをあけた。
桜「皆!月弥の部屋来て!今すぐ!」
正美ちゃんがそう言うと、ドアを音をたてて閉め、再び階段をかけのぼる音がした。
天「…行ってみようか」
天月君がそう言うと、男子軍が次々と立ってドアの向こう側へ向かった。
それを追いかけるように、僕も月弥の部屋へ向かう。
ざわざわと、月弥ちゃんの部屋の手前まで来ると聞こえる雑音。
どうやら僕が最後だったらしく、96ちゃんが全員そろった?と確認していた。
坂「で、この大量の手紙はなんなん?」
9「それを今から説明するんだよ」
まぁそう焦るな!とさかたんを制止する。
9「これは…きっと、月弥が私達全員に書いた手紙だよ」
各自今読んじゃお、と96ちゃんは自分に書かれたであろう手紙を手に取る。
僕も、“まふ君へ”と書かれた手紙を取った。
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作者名:月見だんご | 作成日時:2017年8月21日 23時