163.ライブ ページ38
桜餅side
最初に、皆が脱法ロック、ゴーストルール、マトリョシカと立て続けにアップテンポな楽曲を歌う。
その後のMCでシークレットゲスト、つまり私達リズムの紹介が行われた。
アンチも無く、会場の皆が温かくペンラを振ってくれた時は、ほんとに泣きそうだった。
こんなにも歓迎されてるんだ、って。
まぁそんなこんなでMCやって、皆が歌ってるのを聞いて、私も歌って。
楽しい時間は、あっという間に過ぎて行く。
本編最後のソロは、月弥。
各ソロはその歌う人と歌詞さんしか曲を知らない為(指導役としてリハずっと聞いてた)、月弥のソロを聞くのは今日がはじめて。
何歌うんだろうって思いながら、耳を傾けていた。
『───いつだって君は嗤われ者だ』
桜「っ!」
思わず息を飲んだ。
天「ODDS&ENDS…」
となりで兄さんが呟く。
そう、メルトでお馴染みのryoさんの曲。
選曲が意外だったのもあるけれど、何より
桜「…っう…」
何を思ったのか、自分でも分からない。
けれど、気付けば頬に涙が伝っていた。
─────変わったんだ。
私も、月弥も。
他の人に気付かれないように、必死に声を押し殺した。
───────────
雑いですね…すみませんw
まぁこの作品ライブが終着点じゃないので良いですよね!((
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作者名:月見だんご | 作成日時:2017年8月21日 23時