専属 ページ6
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Aと別れたあと、司はどこか煮え切らない気持ちで悶々としながらスタジオに向かった。
Aに校舎を案内していたので、いつもよりレッスンに行くのが遅くなってしまった。
あれが必要のない時間だったのだと思うと腹が立ってくる。
「すみません、遅くなりました」
ドアを開けて真っ先にとある人物が目に入り、司は言葉を失った。
Knightsの溜まり場と化しているスタジオにいるはずのない、そして今司が最も会いたくない人物。
こちらの気も知らないで、その人物はにへらと笑う。
「司、先に行ったのに遅かったね〜」
「なんであなたがここにいるのですか！？」
司が強く問い詰めようと、Aは全く物怖じせず、やわらかい語調を崩さない。
そして、Knights専属のプロデューサーになったということを説明してくれた。
「なんだ！？スオ〜と知り合いなのかA！？」
「司とは同じクラスなんですよ」
「そうか！クラスメイトなのに内緒にされてたのかスオ〜！元気出せよ！」
レオが司の肩を叩いて、ワハハと笑う。
どうやら知らなかったのは司だけだったらしい。
この短時間で、Aはクセの強いKnightsの先輩たちとも仲良くなったようだ。
復帰当初、司のことを「新入り！」としか呼ばなかったレオが、彼女の名前はもう覚えている。
自分は名前を覚えてもらうだけでどれほど苦労したことか。
「Knightsに突然Producerなんて.......。先輩方は認められているのですか？」
凛月、泉、嵐に助けを求める。
個人主義のKnightsがいきなりプロデューサーを抱えるなんて、先輩方が簡単に納得するはずがないと司は思った。
「俺は睡眠の邪魔さえされなければいいよ〜」
「まあ、天祥院に引き抜かれたなら実力はあるんでしょ」
「それにいい子みたいだし！アタシは大歓迎よォ」
司の淡い期待は跡形もなく崩れた。
王様をはじめとする先輩方がこんなに乗り気なら、もう認めるしかない。
上手くやれるだろうか。
今も「よろしくね〜」と改めてへらへらと挨拶してくる、この能天気な彼女と。
ため息が止まらない。
「.......よろしくお願いします。あなたとは一向にわかりあえる気がしませんが」
「これから一緒に頑張ろうねぇ」
「子どものように扱うのはやめてください」
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トド(プロフ) - にんじんさん» そんなに楽しみにして頂いてたとは！！嬉しいお言葉ありがとうございますー！！今後の励みになります！ (10月2日 19時) (
レス) id: a788b41716 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！毎回の更新楽しみにしてて朝に読んでテンション上げて行くのが日課になってました！！ありがとうございました🙏 続編も楽しみにしてます！ (10月2日 18時) (レス) @page47 id: 96c9f21394 (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ありがとうございます！！本当に嬉しいです😭 (8月23日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - とても面白いので更新楽しみにしてます！ (8月23日 22時) (レス) id: 44f6912c5a (このIDを非表示/違反報告)
傘(プロフ) - ^^さん» そうですね。評価ばかりどっと増えたので、同じ方が入れてるのだと思います。 (8月18日 22時) (レス) id: 6ab8a556b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トド | 作成日時：2023年8月18日 19時
