祝いの場(煉獄side) ページ23
席に着くと、俺の両隣には千寿郎とA
Aの隣にはAの母親が座っていた。
「うまい!うまい!」
『ふふっ、うまい!うまい!』
俺の声に合わせて、隣ではAが真似して「うまい!」と声に出していた。
「あら!美味しそうに食べてくれて嬉しいわ〜!」
Aのお母さんも続いて「うまい!」と声に出していた。
「Aさんとお母さんってよく似てますね...!」
「『そうかしら!』」
千寿郎のその言葉に2人が同時に反応して顔を見合わせて笑っている。
本当によく似た親子だ。
「Aの可愛らしい顔立ちも性格も、母親譲りなのだな!!」
「Aの目元は父親譲りなのよ〜、ほんとにAは私たちのいいとこ取りしたような子に育っちゃって!最高に可愛い娘なのよ〜!
杏寿郎さん、Aをよろしくお願いしますね!」
『お、お母さん...!』
「こちらこそよろしくお願いします!大事な娘さんは俺が幸せにします!そして守ります!」
「あら!頼もしいわね〜!」
Aが両親からどれだけ愛されて育ったのかが分かった。
そんなに大切に愛して育てた娘に男が出来るとは、不安に思うだろう。
それでもAの両親は認めてくださった
それがものすごく嬉しかった。
「煉獄も案外やるなぁ!派手に見違えたぜ」
「ははっ!宇髄にはほんとに感謝してるぞ!」
「あぁ、派手を司る神だからなぁ、当然のことだ!」
「これと神とは何も関係ないと思うのだが...まあとりあえず感謝している!」
そんなやり取りにみんながこちらを見て笑っていた
『宇髄さんって神様だったんですか!?』
「「えっ!?」」
ここでAの発言により少しだけ場が静まった
「きゃー!天然なAちゃん!とっても可愛いわ!」
「いや天然じゃねぇ!ド派手な事実だろう!」
「うむ!Aの天然な所も愛いな!はっはっは!」
「もうっ!顔も性格も可愛いなんてほんとにキュンキュンしちゃうわ!!」
そう言って話している俺たちをAはキョトンとした表情で見つめている。
Aの天然さ
また新しく知ったAの1面であった。
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柑橘蛍(プロフ) - この煉獄さんもいい… (2021年2月23日 15時) (レス) id: e14d5de1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ka:ran | 作成日時:2020年12月16日 23時